現地時間7月23日(月)に、カナダ・モントリオールで1996年から開催されている北米最大のジャンル映画祭である「ファンタジア国際映画祭」のコンペティション部門にて映画『BLEACH』の公式上映が行われ、佐藤信介監督が登壇した。
2013年の『図書館戦争』以来2度目の参加となる佐藤監督。当日は、モントリオール市内にある映画館SGWU Alumni Auditoriumに、待ちわびたファンが殺到。全世界で超人気のコミック原作の映画化ということもあり、メイン会場の700名の席は発売から即売。本映画際では、メイン会場での2回の上映(7月23日と7月28日)は『BLEACH』のみ。本作への期待の高さが伺える。上映終了後超満員の会場に、佐藤信介監督の名前がアナウンスされると、観客が一斉に立ち上がり大きな拍手で監督を迎え入れた。
佐藤監督から「『BLEACH』は先週末に日本で公開され、今日ここが初めて海外での上映となります」と答えると歓喜の声があがり、その後のQ&Aセッションも大きな盛り上がりを見せた。
Q&A終了後、30代の女性からは「私の大好きな一護が何度も立ち向かって戦っていて、もう感動した!」とコメント。20代の男性3人組からは「俺たちが大好きな『BLEACH』が、想像を超える映像に生まれ変わっていた。立体的な虚も興味深かったし、何よりアクションが最高!」など多くの絶賛の声があふれていた。
今回は、『BLEACH』だけではなく、世界三大ファンタスティック映画祭を制覇した2015年公開の映画『アイアムアヒーロー』や、4月26日(金)に日本公開された『いぬやしき』も上映。
常に新しいエンターテイメント作品を作り続け、世界中の映画ファンを楽しませる佐藤監督に対して、今までの素晴らしいキャリアの功績を称える賞にあたる「Outstanding Achievement Award 2018」もサプライズで授与された。
日本人監督としては、三池崇史監督、押井守監督に次ぎ、3人目の受賞となり、受賞式も行われた。佐藤監督はこのサプライズ受賞に「凄く光栄で、突然のお話しだったので素直に驚きました。エンターテイメント作品を長年扱っている映画祭から、このような賞を頂き本当にありがとうございます」とコメントをしている。
映画『BLEACH』は全国公開中
©久保帯人/集英社 ©2018映画「BLEACH」製作委員会