10月25日(木)~11月3日(土・祝)に開催される第31回東京国際映画祭にてオープニング・クロージング作品に並ぶ、新設部門「GALAスクリーニング」作品に『人魚の眠る家』が選出された。
本作を観た久松猛朗フェスティバル・ディレクターが「観客、世界に注目してほしい」作品との熱烈オファーにより実現。この「GALAスクリーニング」は、映画祭期間中のハイライトとして、オープニングの『アリー/スター誕生』、クロージングの『GODZILLA 星を喰う者』と並び、映画祭を華やかに彩る新たな顔となる部門。部門名のGALA(ガーラ)には「祝祭」「特別な催し」という意味がある。
東野圭吾の作家デビュー30周年記念ベストセラー小説を『明日の記憶』『TRICK』『天空の蜂』の堤幸彦監督が実写映画化。「娘の小学校受験が終わったら離婚する」と約束した仮面夫婦が、愛娘が瀕死の状態に陥ったことをきっかけに運命の歯車を狂わせていくさまを描くヒューマンミステリー。
篠原涼子と西島秀俊が夫婦役を演じるほか、坂口健太郎、川栄李奈、田中泯、松坂慶子、山口紗弥加、田中哲司らが共演する。
久松猛朗 東京国際映画祭フェスティバル・ディレクター コメント
GALAスクリーニングは10日間に亘る東京国際映画祭の中盤のハイライトとして、観客および世界に注目して欲しい作品をセレクトして上映することを目的として新設したものです。その第1作目を「人魚の眠る家」で飾れることを大変喜ばしく思います。
この作品は「人間の生と死」という深いテーマを扱いながらも、堤幸彦監督渾身の演出と、主演の篠原涼子さんの鬼気迫る圧倒的な演技で、ぐいぐいと物語に引き込み、最後にはその問いかけに心を突き動かされながらも、これまで経験したことのない不思議な感動が残ります。正に堤監督の最高傑作と言っても過言ではなく、GALAスクリーニングに相応しい作品だと思います。
映画『人魚の眠る家』は11月16日(金)より全国公開
(C)2018「人魚の眠る家」製作委員会