9月28日(金)に公開される映画『クワイエット・プレイス』より、本編映像が到着した。
音に反応し人間を襲う“何か”によって人類が滅亡の危機に瀕した世界を舞台に、あるルールを守り生き延びる一組の家族が恐怖に怯えるさまを描くサバイバルホラー。静寂に包まれた世界で3人の子供を育てる母親エヴリン役にエミリー・ブラント、彼女を支える夫リー役にジョン・クラシンスキーが扮し、監督も務めている。
本映像では、【音を立てたら、即死】という極限の状況下、アボット一家4人が一言も言葉を発さず祈りを捧げ、食事につく姿が確認できる。荒廃した世界の中、創意工夫を凝らして生き抜いてきた彼らの食卓では、食器の変わりに大きな葉っぱを用いており、ナイフやフォークを一切使っていない。可能な限り【音】を排除したディナー風景だ。劇中、彼らは農家としてのノウハウをフル活用してあらゆる工夫を凝らしており、その一部が垣間みえると共に、繋いだ指の先から家族を想う強い気持ちが伝わってくることが感じられるシーンとなっている。
食事する場面の他、どんな瞬間にも音が立って恐怖が訪れる可能性のある静寂の世界に、観客が没入していけるようにするために、床の軋む音やドアを開ける音でも、何もかもが危険の種になり得る世界で、どうやって生活を無音に再構成していったかを考え続けたというクラシンスキー。
だが一方で、この映画がスリルと恐怖だけでなく、「アボット家が頼れるのは自分たちしかおらず、他のどこにも行けず、逃げ出すことはできない。農家に留まって、共に生き抜くすべを考えるしかない。そういう状況だから、彼らの最大の力となり、明日を生きる原動力となるのは、互いへの愛と理解なんだ」と、家族の強さを示すものであることにもこだわったという。
“家族”を描くことにもこだわったクラシンスキーは、撮影前から信頼関係を築き上げるための準備を怠らなかった。「子役(ミリセント・シモンズとノア・ジュプ)と彼らの両親を僕らの家に招いて、共に時間を過ごしたんだ。子役の両親の子供への対応を見ているだけで、勉強になった」と明かすが、娘のリーガンを演じたシモンズが「いつも家族みんなで家族みたいに集まる機会があったので、本当に家族のように感じたの」と明かすように、子役たちにとっても役作りにおいて大いに役立ったようだ。
映画『クワイエット・プレイス』は9月28日(金)より全国公開
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