映画『旅猫リポート』完成記念カーペットセレモニーが25日、都内・銀座松竹スクエアにて行われ、福士蒼汰、高畑充希、竹内結子、ナナ(猫)、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、三木康一郎監督が登壇した。
シリーズ累計40万部突破の有川浩原作の同名ベストセラー小説を映画化した本作。物語は、心優しい青年・悟(サトル)が、とある事情から飼えなくなってしまった愛猫・ナナと一緒に、新しい飼い主を探して日本各地を巡る旅に出るところから始まる。主人公・悟を福士蒼汰が、愛猫・ナナの声を高畑充希が担当。監督を『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』などで知られる三木康一郎が務める。
ナナを抱っこしながら華やかなカーペットを歩いた福士。「本能でお芝居されるナナちゃんに、僕も本能で返しました。(試写を観て)初めて自分の映画観て泣きました。スクリーンで泣いている自分を観て泣く、すごく不思議な体験をさせていただきました」と作品の印象を明かした。
ナナの声を演じた高畑は「ちょっとセンチメンタルな、観ていて悲しくなるようなシーンもあったので、ナナだけはさっぱりと良い感じにドライに演じられたらと思いました。ナナちゃんがすごく魅力的な顔をしていたので、できるだけその顔に声を合わせられたらと思いながらやっていました」と演じた上で意識したことを明かした。
竹内も「良い意味で猫らしく、予測のつかない可愛らしい仕草があって。(現場で)ゆっくり待ちながら彼の本番に臨む姿をみんなで見守ってましたね。ひりつかない現場で、穏やかな現場で楽しかったですね」と現場の雰囲気を語る。
一方で愛犬を飼っている広瀬は「より一層愛情を注いでいます!毎日毎日『世界一だよ』って言ってます(笑)」とにっこり。本作やドラマでも共演した大野は、動画を「(現場で)毎朝見せられた」ようで、広瀬は「朝のドラマで10ヶ月くらい一緒だったので、本当に毎日動画と写真を見せて自慢してました」と明かした。
また、福士とナナのコンビ感を見て、山本は「生まれた時からずっと家に猫がいる環境で育ったので、(猫が)何考えてるかわかってるつもりではいるんです。撮影の中盤くらいから現場に入ったんですが、もうその時から蒼汰くんとナナが信頼しあっているように見えた。ナナがリラックスしながら撮影していたので、良いコンビだなって思いました。『いいな〜』って思いながら見てました」と笑顔をのぞかせた。
映画『旅猫リポート』は10月26日(金)より全国公開
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