7月が始まり、夏到来!...とは言い辛く、今年は平年より梅雨明けが遅いとの予想も。今週の“注目の新作”では、そんなジメジメを吹き飛ばす大興奮の新作映画をご紹介!
まずは「日本よ、これが映画だ。」でお馴染みのアノ映画の新作が、いよいよ公開!全世界46か国でNo.1、世界歴代興行収入トップ10入りを記録する大ヒット超大作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(7/4公開)。“アイアンマン”であるトニー・スタークは、世界の平和のために人工知能を利用した「ウルトロン計画」を考える。しかし究極の平和維持システムであるウルトロンは、平和を脅かす存在である人間に対して“ある選択”をする…。最大の危機に再結集した最強チーム「アベンジャーズ」の“愛する人を守る”ための壮絶な闘い!前作を超えた壮大なスケールと圧巻のアクション!さらにお楽しみ情報も。前作に続きメガホンを取ったジョス・ウェドン監督は大のジブリファンで『天空の城ラピュタ』のあるものがトニー・スタークの部屋の棚に!?大興奮のアクションをスクリーンで体感しながら発見してください。
続いては、ロシアで発禁となった問題の小説を、『ブレードランナー』『グラディエーター』等の名匠リドリー・スコット製作で映画化した『チャイルド44 森に消えた子供たち』(7/3公開)。原作は「このミステリーがすごい!」で2009年第1位(海外編)に輝いたトム・ロブ・スミスの世界的ベストセラーで、リドリー・スコットが出版前に映画化権を獲得したほどの傑作小説「チャイルド 44」。スターリン独裁政権下のソ連で、子供たちの変死体が次々と発見されるが、夢の理想を標榜する国家は「事故」として処理する。そして親友の息子の死をキッカケに事件を追う秘密警察の捜査官レオは、真実を追うほどに国家に狙われてゆく…。捜査官、国家、犯人が繰り広げる心理戦と、やがて敵・味方すら分からなくなるスリリングな展開。主演レオ役には『ダークナイト ライジング』の悪役ベインでブレイクし、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でも強烈な印象を放つトム・ハーディ。そして『レオン』『裏切りのサーカス』のゲイリー・オールドマン、『プロメテウス』のノオミ・ラパスら豪華キャストが映画の謎を深める。果たして歪められた真実の先に現れる驚愕の結末とは?世界中の鼓動を高鳴らせた極上のミステリーをぜひ映画館で。
次はヒヤッ!とするホラー映画をご紹介。大人気ホラーゲーム「青鬼」の実写化映画の続編『青鬼 ver.2.0』(7/4公開)。ニコ生有料配信史上最高動員数を記録、SNSや口コミが話題を呼び9館から80館まで拡大公開された前作の続編。不登校のクラスメイトの様子を見に行く主人公たちは道中、怪物が出ると噂される不気味な屋敷「ジェイルハウス」へ導かれたかのように入ってしまう。誰もいないはずの屋敷内で次々と起こる怪しげな現象はエスカレートし、やがて彼らは脱出不可能の恐ろしいゲームの世界へとリンクされてしまう…。日本屈指のCGスタジオ「デジタル・フロンティア」が制作を担当し、前作をはるかに超える身の毛もよだつ恐怖映像が完成。観客を奈落の底へと陥れていく…!さらに本作のヒロインには女優・タレントの平愛梨の妹・平祐奈が大抜擢。人気沸騰中の彼女の演技にも注目の話題作です。
続いては、世界に衝撃を与えたドキュメンタリー映画をご紹介。インドネシアで起きた100万人大虐殺の真相を「加害者」から迫ったドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』の続編と言える『ルック・オブ・サイレンス』(7/4公開)。前作の「加害者」側の立ち位置と一転し、今度は「被害者」側から見つめ返すという類を見ない設定に。虐殺で家族を失った青年と母親は、今も権力者である加害者と同じ村で暮らしている。監督が撮影した、加害者たちの誇らしげに語る姿を見た青年は言う──「加害者の家を訪ねたい」と…。沈黙を強いられていた被害者たちは、葛藤と苦悩を背負いながらも大罪の真相へと迫っていく。人間という不条理な存在に隠された“悪の本質”を暴き出した本作は、昨年のヴェネツィア映画祭の審査員大賞ほか5部門を受賞。トロントやベルリンなどの映画祭でも多くの賞を獲得した衝撃の真実を、ぜひ劇場で確かめてください。
こちらも世界で話題のスウェーデン映画の新作をご紹介。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で見事に審査員賞を獲得し、アメリカでは劇場公開で大絶賛されたスウェーデン映画『フレンチアルプスで起きたこと』(7/4公開)。フランスのスキーリゾート地にバカンスで訪れているスウェーデン人一家がホテルのテラスで食事中、突如雪崩が発生!家族は無事だが、雪崩の最中に父親は思わぬ行動を取ってしまった…!? 2011年東京国際映画祭の最優秀監督賞を受賞した気鋭の監督リューベン・オストルンドがその手腕を存分に発揮。「男らしさ」をテーマに、痛烈なジョークと鋭くリアルな人間描写を満載にしたドラマで笑いが止まらない!果たして一家のパパ“だった”男は、家族の絆を取り戻せるのか!?『(500)日のサマー』『グランド・ブダペスト・ホテル』のFOXサーチライト・ピクチャーズによるリメイクも決定し、雪崩の如き勢いで世界を席巻する本作。ぜひ映画館で“人間観察”をしてみては?
そしてアニメファンには『ハイキュー!! 終わりと始まり』(7/3公開)がお勧め。「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で絶賛連載中の大人気バレーボールマンガがついにスクリーンに!バレーの強豪・烏野高校で“小さな巨人”と呼ばれるエースに憧れる中学三年生・日向翔陽を主人公とし、バレーボールに青春を燃やす高校生たちの姿を綴った物語。仲間との熾烈なポジション争い、ライバルチームとの白熱した試合など、手に汗握る展開と心打たれるシーンの数々!昨年放送されたTVアニメ全話を2部作に分け、新たなカットも追加した総集編の前編。全国20館で2週間限定上映なので、お早めに!
さあ、皆さんはどれを見たいですか?見たらぜひコメントをお寄せ下さい!待ってま〜す。
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