『ターミネーター2』(1991)でロバート・パトリックが演じた液体金属ターミネーターT-1000の特殊メイクに関してのメイキング映像が公開された。
公開したのは、『ターミネーター2』で第64回アカデミー賞の視覚効果賞とメイクアップ賞を受賞したSFXアーティスト、故スタン・ウィンストンの家族が設立したオンライン上で特殊造形を学べる学校「スタン・ウィンストン・スクール」。当時、現在のようにCGアニメーションではなく、ひとつひとつ手作りで人形を作成していたことがわかると同時に、その技術に驚愕する映像になっている。
「スプラッシュ・ヘッド」効果(THE "SPLASH HEAD" EFFECT)
「スプラッシュ・ヘッド」効果を生み出すべくスタン・ウィンストン・スタジオは頭が2つに裂ける人形を製作。粘土でロバート·パトリックの型を取り、真ん中に「スプラッシュ」=裂けるエリアのある粘土彫刻を作成した。その彫刻の型から発泡ゴム人形も作られた。
「クリーヴ・マン」効果(THE "CLEAVE MAN" EFFECT)
頭部だけでなくT-1000の身体も切断するため、全身の発泡ゴム人形を作成。
本当の右肩と右半身を後方に曲げ、ニセモノの右肩と右半身を体に装着!
「プレッツェル・マン」効果(THE "PRETZEL MAN" EFFECT)
手榴弾により身体がネジ巻きのように捻れた状態になる「プレッツェル・マン」効果のためのT-1000型発泡ゴム人形を作成。
なお、シリーズ最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』では、韓国の国債派俳優イ・ビョンホンがT-1000を演じている。
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は、7月10日から全国公開
via:https://www.stanwinstonschool.com/blog/t2-judgement-day-t1000-fx#