全世界興収13億ドル、1ドル=112円換算で1,456億円の興行収入を打ち出した『ブラックパンサー』の続編の脚本兼監督にライアン・クーグラーが決定したと、ハリウッド・リポーター誌などが報じた。
ハリウッド・リポーター誌によれば、今後のスケジュールについては明らかになっていないものの、マーベルはできるだけ前作と同じクリエイティブチームで、『ブラックパンサー』の続編を制作したいと考えているとのこと。
アフリカにあるとされる超文明ワカンダを舞台に、チャドウィック・ボーズマンがワカンダ国の国王でティ・チャラことブラックパンサーを演じた前作は、アメリカ国内興収7億ドル、全世界興収13億ドルという空前の大ヒットを記録したマーベル映画。アカデミー賞候補の呼び声が高いだけでなく、アフリカの文化を取り込み、黒人コミュニティからも高い賞賛を受ける作品となった。
『ブラックパンサー』の公開前後ですでに続編への続投が期待されていたクーグラー監督であったが、ここ最近になってマーベルと契約を結ぶことになったという。現時点ではマーベルや親会社のディズニーが公式声明を出してはいないものの、ハリウッド・リポーター誌への情報提供者によれば、来年クーグラー監督が脚本を執筆し、2019年後半から2020年初期に撮影に入ることになるという。
ハリウッドで最も活躍しているといっても過言ではないクーグラー監督だが、これまでもタッグを組んできたマイケル・B・ジョーダンを主演に据えたヒューマンドラマ『Wrong Answer(原題)』の企画開発中にあり、バスケットボール選手レブロン・ジェームズ主演の『スペース・ジャム』続編と、『ロッキー』シリーズのスピンオフ『クリード チャンプを継ぐ男』の続編ではエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。