「惡の華」実写映画化決定!原作者の押見修造「1番楽しみにしている観客は僕」

累計発行部数300万部を誇る押見修造の人気コミック「惡の華」の実写映画化が決定した。

惡の華
「惡の華」原作書影

原作「惡の華」は、「絶望」をテーマに主人公の鬱屈とした青春と行き場のない衝動を描き、その過激なストーリー展開は読者に強烈なインパクトを与え、ティーン世代の禁断のバイブルと化し、今もなお多くの読者に愛され続けている。

コミック連載中の2013年にはテレビアニメ化、2016年には舞台化を果たし、数多くの映画化のオファーを受け、原作者からの逆指名で井口昇が監督を務めることとなった。脚本は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』などで知られる岡田麿里が担当する。

井口昇 コメント


「惡の華」を初めて読んだ時、最初の数ページで「これは絶対に映画にしたい。そのために映画監督になったのではないか」と全身に電流を浴びたような衝撃と直感に満ち溢れました。長い片思いのような気持ちを抱え続け、遂に実現できる事になりました。毒のある過激さだけではない普遍性と、孤独を感じる少年少女への共感が、「惡の華」に人々を惹きつける理由だと思います。今を生きる観客が求める題材とリンクしてきた「惡の華」こそ、今映画にするべき作品だと思っています。

岡田麿里 コメント


自意識の暴走と、どうしようもない焦燥と、それらが引き起こす羞恥と、土地がもたらす閉塞感と……。「惡の華」が持ついくつかのテーマは、誰しもの思春期と重なる部分があると思います。皆さんの中の少年少女が疼くような、そんな作品になるといいなと思います。

押見修造 コメント


井口昇監督に「惡の華」を撮って頂くことは、長年の夢でした。僕の魂を救ってくれて、物語の作り方の手本にしてきたのが井口監督の作品だったからです。「惡の華」を描く上でも多大な影響を受けました。ですので、1番楽しみにしている観客は僕だと思います!さらに、岡田麿里さんの脚本が絡み合うことで想像以上のものが出来ると思っています。

本当の、切実な、胸に突き刺さる「変態」を観れることを心待ちにしています。

映画『惡の華』は2019年全国公開

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