映画『青の帰り道』完成披露上映会が13日、都内・新宿バルト9にて行われ、キャストの真野恵里菜、清水くるみ、横浜流星、秋月三佳、冨田佳輔、監督の藤井道人が登壇した。
本作は、群馬県前橋市と東京を舞台にした7人の若者達の青春ドラマ。歌手を夢見る主人公カナ役に真野恵里菜、カナの親友キリ役に清水くるみ、唯一硬派でやんちゃなキャラクター・リョウ役に横浜流星が扮するほか、森永悠希、戸塚純貴、秋月三佳、冨田佳輔らが共演する。監督を『オー!ファーザー』『デイアンドナイト』などで知られる藤井道人が務める。
主演を務めた真野は「今日まで私たちが大切に大切にしてきた作品を観てもらえるということで…ホッとしてはいるのですが、いろんな感情が渦巻いています」と感慨深い様子。清水も「みんなの強い想いが込められた作品なので、皆さんの心に響くものがあると嬉しいです」と真野に続いた。急遽、今回の登壇が決定した横浜も、海外映画祭での反応を「鳴り止まない拍手をいただいて、すごく幸せな気持ちでした」と笑みをこぼした。
ポスタービジュアルにも使用されているカットは、クランクイン初日に撮影したと明かす藤井監督。「紆余曲折ありまして、2016年の8月から撮り始めて、2017年の8月に終わりました。1年間の長い長い旅を、真野さんをはじめ、たくさんのスタッフ・キャストとともに走り抜けました。その後、1年間の編集、ドイツでの上映を経て、こうして皆さんに観ていただけること、感無量に思います」と胸の内を明かす。
その言葉に、真野は「まだ公開初日を迎えてないのに…」と涙をこぼし、今日までの苦労を思い返していた様子。真野から「(代わりに)喋って!」とバトンを受けた横浜は「こうして皆さんの前に立つと、いろんな感情が出てくるよね」と続け、清水も「監督が私たちの想いを全部話してくれた」と笑顔をのぞかせる。監督・キャストの想いに、観客からは大きな拍手が送られた。
イベントでは、スケジュールの都合で登壇できなかった森永悠希・戸塚純貴の2人から届いたビデオメッセージも上映された。
映画『青の帰り道』は12月7日(金)より新宿バルト9ほか全国順次公開
(C)映画「青の帰り道」製作委員会