日露合作プロジェクト、日露戦争時代の松山に実在したロシア兵捕虜収容所を題材にした映画『ソローキンの見た桜』のポスタービジュアルが解禁となった。
ポスターは主人公ゆい役（桜子と二役）の阿部純子が、看護師としてロシア兵の傷を治療している真剣な姿が捉えられている。桜子の先輩ディレクターである倉田役の斎藤工や、収容所の所長・河野役のイッセー尾形も登場し、優しく散っていく桜に包まれた、儚さの詰まったポスターとなった。公開日も3月22日（3月16日愛媛県先行）と正式決定した。
今回の日露合作プロジェクトの監督は、初長編作を自主制作ながらロシア人俳優を起用しロシアで撮影され話題を呼び、ロサンゼルスシネマフェスティバル・オブ・ハリウッドにて主演男優賞・監督賞・長編作品賞の三冠を受賞し、国内でも全国で上映されたSF作品「レミニセンティア」の新鋭・井上雅貴が務める。
井上雅貴監督 コメント
ロシアでの撮影は「ソローキンの見た桜」が三作目になります（監督作としては2作目）。ロシアでの映画作りは全員が対等で、どんなスタッフもキャストも意見を出し合います。「ソローキンの見た桜」も、皆対等の現場を目指しました。クリエイティブに立場は必要ありません。全スタッフ、キャストから良質な映画を作るという想いが肌で感じられる現場でした。日露双方の良い考えを取ることでこの奇跡的な映画が生まれ、既存の邦画を越えた作品になりました。本作が、日本とロシアの相互理解の一助になれば幸いです。現在本編編集中ですが、春の公開に向けて楽しみにお待ちください。
映画『ソローキンの見た桜』は2019年3月22日（金）より角川シネマ有楽町ほか全国公開／2019年3月16日（土）愛媛県先行公開
(C)2019「ソローキンの見た桜」製作委員会
