2019年初夏公開の黒沢清監督最新作『旅のおわり世界のはじまり』のオールキャストと特報映像、ティザービジュアルが解禁となった。
黒沢清監督が脚本を書き下ろした本作は、言葉も通じない未知の国に飛び込んだ、一人の女性の成長を描く旅の物語。主人公の葉子を、黒沢清が厚い信頼を寄せる女優・前田敦子が演じている。加瀬亮、染谷将太、柄本時生ら3人がウズベキスタン取材で主人公・葉子と行動を共にする番組クルーのスタッフ役で共演。現地の通訳兼コーディネーター役としてウズベキスタン俳優のアディズ・ラジャボフが出演する。
解禁された現地撮影時のメイキング映像を使用した“製作快調!特報”は、黒沢清監督がウズベキスタンの荒野で、本番スタートをかけるところから映像がはじまり、市場で、加瀬、染谷、柄本らキャストに演出する風景や、前田とモニターをチェックする様子、「キープして、もう1回やらせてください」とこだわりを見せる、貴重なメイキングシーンが収められている。
前田敦子 コメント
空港に着いた瞬間から、黒沢監督の演出がはじまっているんじゃないか?と4人で話していました。そのぐらい、まったく未知の国だったので、行動するときも一緒に固まって動いたり、オフの日もみんなでご飯に行ったり、いろんな場所へ行きました。(4人とも)生きてきた年数が少しずつ違いますが、みんなで“初めて”をたくさん経験できたので、絆になりました。私にとっては最高の環境でした。
加瀬亮 コメント
言葉もわからない異国の地でたくさんのハプニングに見舞われました。そのたびに飄々と見えながらもどんな時もあきらめない監督や共演者たちに大きな刺激をもらいました。想像もしてなかった新鮮な脚本。共演者はクセ者揃い。しかもウズベキスタンロケ。面白くないはずがありません。再び黒沢組に参加できてとても嬉しかったです。
染谷将太 コメント
黒沢組にまた参加させて頂きニヤニヤが止まりませんでした。ウズベキスタンという国に飛び込みますと、自然と我々が異物になっておりました。文化の違う我々が異物となり、撮影隊という景色が異物となり、そんなマジックを黒沢監督に見せられているような感覚でした。素敵な世界を楽しみにしていてください。
柄本時生 コメント
以前から黒沢監督のファンだったので、黒沢組を体験できるのは本当に貴重で、まさに“映画”という感じの現場で夢のような時間を過ごさせてもらいました。日本の共演者の皆さんは、元々知り合いだったので、とても楽しくお仕事をさせて頂きました。ただ楽しいだけじゃなく、締まる時は締まる感じでした。
映画『旅のおわり世界のはじまり』2019年初夏、全国公開
(C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO