映画『ジュラシック・ワールド』のジャパン・プレミアが7月15日(水)TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、来日中のブライス・ダラス・ハワード(34)、ニック・ロビンソン(20)、タイ・シンプキンス(13)、コリン・トレボロウ監督(38)が登壇。日本語吹替版で声優を務めるお笑い芸人オリエンタルラジオの中田敦彦(32)と藤森慎吾(32)が歓迎した。
「日本の皆さん、『ジュラシック・ワールド』へようこそ!」とコリン・トレボロウ監督は挨拶。本作は映画史上最高の歴史的ヒットスタートを切り、すでに全世界興行収入トップ5入りを果たすなど世界中で一大旋風を巻き起こしているが、日本は世界で最後に公開される国となる。「プロモーション・ツアーで世界各地を回ってきましたが、日本が最後の地となります。今夜が私たちがこのように皆さんと一緒にいる最後の日になるので、祝福しています。ぜひこの映画を愛してください」とトレボロウ監督は日本での公開を喜びつつも、しみじみした様子。
胸元が大きく開いた深紅のドレスを身にまとったブライスも、「11歳の時に初めて日本を訪れました。『ジュラシック・パーク』がアメリカでオープンする6カ月前のことでした。その時から22年が経ち、ようやく日本の皆さんに『ジュラシック・ワールド』をご紹介することができることをとても嬉しく思います」と感慨深く語った。
本編上映前に残念ながらスケジュールの都合で来日の叶わなかった主演クリス・プラットと製作総指揮スティーヴン・スピルバーグからのメッセージ映像がそれぞれ上映された。クリスについて、ブライスは「彼と一緒に仕事できたことは本当に誇らしいことです。クリスは人間として素晴らしい方」と賞賛を贈ると、ニックは「クリスは灯りのように素晴らしい人」と話し、タイくんも「クリスは最高。人柄も素敵だけど、ぼくが疲れてる時や悲しい時にも笑顔にしてくれる力を持った人」と世界中で愛されるスター、クリスの魅力を語った。
また、トレボロウ監督はスピルバーグから直々に任命されメガホンを取った本作について、「スピルバーグが創り上げたフランチャイズを未来に向けて再発進させるという大きな役目を果たすことができました」と自信をみなぎらせ、「スピルバーグが築いてきたストーリーはとても重要で価値あるもので、長年語り継がれるべきものだと思っています。『ジュラシック・ワールド』は2世代のコラボレーションでできた作品で、とても誇りに思っています」と胸を張った。
そして、「『ジュラシック・ワールド』は映画館で楽しむべき作品だと思います。この映画を観て、なぜ映画館に行くべきかということを思い出してもらえたら嬉しいです。映画というものは、みんなと一緒に笑ったり、泣いたり、叫んだり、感動を共有できるエンターテインメントだと思います」と力説。最後に、『ジュラシック・パーク』に登場する創設者ジョン・ハモンドの言葉を引用して、「みなさん、この“乗り物”に楽しんで乗ってください」とPRした。
『ジュラシック・ワールド』は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラットが主演する『ジュラシック・パーク』シリーズ14年ぶりの最新作。遺伝子操作により作られた獰猛な新種の恐竜インドミナス・レックスの暴走により人々がパニックに陥る様が描かれる。
『ジュラシック・ワールド』は、8月5日(水)より全国公開
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