映画『フォルトゥナの瞳』の舞台挨拶が8日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、キャストの神木隆之介、有村架純、DAIGO、斉藤由貴、時任三郎、監督の三木孝浩が登壇した。
“フォルトゥナ”とは運命の女神のことで、その瞳を持った者には、「死を目前にした人間が透けて見える」という不思議な力が宿る。本作は、そんな不思議な能力を身に着けてしまった青年【木山慎一郎】を主人公とした物語。
自らの運命に翻弄されながらも、愛する人を守ろうとする強さを持った青年【木山慎一郎】役に神木隆之介、切ない運命を背負いながらも【木山】を支えようとするヒロイン【桐生葵】役に有村架純が扮するほか、志尊淳、DAIGO、松井愛莉、北村有起哉、斉藤由貴、時任三郎らが共演する。監督を、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『坂道のアポロン』の
今回が4度目の共演となる神木と有村の2人。初の恋人役での共演に、有村は「時を止める力を持ってたり、大家族の兄弟、義理の姉をやったりと、本当に色々な役柄を経て今回は恋人役でご一緒させていただきました。照れくさいこともありましたが、違った役柄で再会できるのはこのお仕事の面白いところでもあるなと改めて感じました」と振り返る。
20年以上のキャリアで、意外にも本格的ラブストーリーは今回が初という神木。オファーを受け「やったことのないことを経験できるチャンスだったので、不安もありましたが気合い入れて頑張りました!」とコメント。役作りについて聞かれると、「体を鍛えました!ジムに行って体を大きくしました。今はなってないです(笑)いつもの神木です。(スクリーンを指差しながら)“ちょっと強化された神木”が観れます!」と茶目っ気たっぷりに応える。
劇中では、作業着を着て工場での肉体労働をするシーンもあることから「重いものを持ったりもするし、作業着が似合うように意識して鍛えました」と明かした。そんな強化した神木の作業着姿に、有村は「たくましく見えました!背中が…」とにっこり。「背中は特に鍛えてない(笑)」と言う神木だが、有村は「背後から声をかけるときに初めて見たので(笑)背中も大きくなってるなと思いました」と褒めていた。
一方、「本当に嫌なヤツでろくでなしな役」と自身の役柄を紹介するDAIGO。「ちゃんと素晴らしい作品に貢献できるよう、家で奥さん(北川景子)と本読みして色々アドバイスをもらいました」と話し、完成した作品を北川と一緒に観たようで「(DAIGOの演技を)『上手いじゃん!』って(笑)」と照れながら明かした。
また、「りゅう」「DAIちゃん」と呼び合う仲になったという神木とDAIGO。神木の印象について、DAIGOは「(神木の『DAIちゃん』呼びを)着ボイスにしたいくらい!」「(DAI語で)りゅうはNGです!」と告白。NGの言葉に会場がどよめく中、DAIGOは「ナイス(N)ガイ(G)!!」とハニカミ。さらに、年末のクリスマスシーズンには東京・表参道のイルミネーションを2人で楽しんだというエピソードも飛び出した。
最後に2019年の抱負を聞かれると、神木は「表現力を広げていきたい。歌とかダンスとか、新しいことに挑戦したいです!過去にイベントとかで(歌やダンスなどを)やらせていただいたんですが、やっぱり一体感がすごいしリアルな反応を楽しめる。すごく新鮮に感じることが多い貴重な体験だったので、いろんな表現ができたらいいですね。“強化神木”ならぬ、“ニュー神木”を魅せられるような1年にしたい」と明かす。ミュージシャンとしても活躍するDAIGOが「一緒にステップとかしたいっすね」と、お馴染みのリズムを刻むと、神木もならって“DAIGOステップ”を生披露。仲睦まじい様子をのぞかせた。
映画『フォルトゥナの瞳』は2月15日(金)より全国東宝系にて公開
(C)2019「フォルトゥナの瞳」製作委員会