ディズニー/ピクサーの新作CGアニメーション『アーロと少年(The Good Dinosaur)』の最新本国版予告編が公開された。恐竜が絶滅しなかった世界で、恐竜アーロと人間の子どもが繰り広げるアドベンチャーを描く。
『アーロと少年』は、ディズニー/ピクサーの自己記録を塗り替え、続編を除くピクサー・アニメーション作品で歴代1位の全米オープニング興行収入を叩き出し大ヒット中の『インサイド・ヘッド』に続くピクサー最新作。
『トイ・ストーリー』ではおもちゃの世界、『モンスターズ・インク』ではモンスターの世界、『ファインディング・ニモ』では海の中の世界を描き、『インサイド・ヘッド』では人間の抱く感情を主人公にするなど、アニメーションならではのイマジネーション溢れる夢の世界を描いてきたディズニー/ピクサー。その長編第16作目となる本作が描くのは、もしも隕石が地球に衝突せず、恐竜が生き延びていたら?という世界。
何千年前に地球に衝突し、恐竜が絶滅した原因となったとされる隕石が、もしも地球と衝突せずに恐竜が生き延びていたら? 現在とはちょっと違った方向に地球上の生物たちは進化。そこは絶滅をまぬがれ文明と言葉を持つようになった恐竜たちと、逆に言葉を持たない人間たちと共存している世界になっていた。
臆病で甘えん坊のアパトサウルスのアーロは、ある日、家族とはぐれてしまい、言葉も通じなければ見たこともない人間の子どもスポットと出会う。壮大な自然を舞台に、見た目も性格も正反対な孤独な恐竜と、彼と友だちになった人間の子どもの冒険が始まる。
予告では、ほぼセリフがなく、シンプルなデザインで可愛らしいキャラクターたちとリアルな背景が組み合わされた映像の中、アーロとスポットの冒険の数々の場面が映し出されている。冒頭の字幕「ひとつの出来事が歴史を変える(A single moment can change history)」という言葉と、途中の字幕「ひとつの優しさがすべてを変える(A single kindeness can change everything)」という言葉が印象的だ。
監督は『カールじいさんの空飛ぶ家』のラッセル少年のモデルで、同作と併映された短編『晴れ ときどき くもり』を手がけたピーター・ソーンが務める。本作はピーター・ソーンの長編監督デビュー作品となる。製作は『カーズ2』のデニス・リーム、製作総指揮はジョン・ラセターが務める。
声の出演者は、ルーカス・ネフ、ニール・パトリック・ハリス、フランシス・マクドーマンド、ビル・ヘイダー、ジュディ・グリア、ジョン・リスゴー。
『アーロと少年』は2016年3月12日(土)より全国公開(全米公開は2015年11月25日)。
via:http://www.slashfilm.com/new-good-dinosaur-trailer/