5月24(金)公開の映画『薄暮』の声優に、桜田ひより×加藤清史郎がキャスティングされた。
福島の女子高生―ヴァイオリンだけが取り柄の、どこにでもいる少女。福島の男子高校生―絵を描くだけ、それで生きてきた。震災の影も彼に宿っているのだろう。とある田園風景の中で、そんな二人は出会った。ぎこちない邂逅、それがやがて「恋」へと発展する。それがどんな奇跡を生むかはわからない。儚く散るひとときの夢物語なのかもしれない。でも、彼らは出会った。この土地で、この場所で、世界の息吹を感じながら、彼らは人として生き、価値観を共有し、恋をする。
ヒロイン・小山佐智の声優には、2018年映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」で主演を演じ、2019年も「東京喰種トーキョーグール2(仮)」「男はつらいよ50 おかえり、寅さん(仮)」など話題作の出演も控えている人気若手実力派俳優の桜田ひより。桜田は声優初挑戦となる。相手役の雉子波祐介には数多くの映画・舞台・CMで活躍する加藤清史郎が決定した。東日本大震災の復興プロジェクトの一環である「東北三部作」のラストを飾る今作。原作・脚本・監督・音響監督は『Wake Up, Girls!』『らき☆すた』『かんなぎ』の山本寛が務める。
桜田ひより コメント
声優のお仕事は初めてなので、監督やスタッフの皆さんにアドバイスを頂きながら、小山佐智という女の子を作り上げていきました。声だけで表現することの難しさに悩みましたが、この作品の中で佐智として過ごせたことは幸せで楽しい時間でした。
加藤清史郎 コメント
僕が演じさせていただいた祐介という役は、桜田さん演じる佐智との会話シーンが主だったのですが、佐智と祐介が本当に会話するように、桜田さんと2人で収録した事で、お互いの細かい感情やそのニュアンスの変化をダイレクトに感じながら、収録に挑むことができました。
山本寛監督 コメント
「構想20有余年」、学生の頃から温めてきた、本当の意味での「初オリジナル作品」が日の目を見ることを、心から喜び、興奮しております。福島の地で少年少女が出会う、そんな何でもない、でも誰もが経験する「日常」の輝きを楽しんでいただければ幸いです。
映画『薄暮』2019年5月24日(金)よりポレポレシネマズいわき小名浜他福島県先行/全国順次公開
(C)Yutaka Yamamoto/Project Twilight