この春、『ブラック・クランズマン』をはじめとする出会いと別れの季節にぴったりの「強い絆で結ばれた2人が困難に立ち向かう」バディムービーが公開される。その中から3作品をご紹介!
スパイク・リー監督最新作『ブラック・クランズマン』は、第71回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞、さらに全米では辛口批評サイト「ロッテントマト」で95%フレッシュを獲得し、各メディアが大絶賛。また、第76回ゴールデングローブ賞には、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞と4部門にノミネート、さらに第91回アカデミー賞ノミネーション発表では、作品賞、監督賞、助演男優賞、作曲賞、編集賞、脚色賞と6部門にノミネートされる快挙を果たした。
主演のロン・ストールワースを演じるのは名優デンゼル・ワシントンを実父にもつジョン・デヴィッド・ワシントン。デンゼル・ワシントンがその名を知らしめた傑作『マルコムX』で映画出演を果たし、奇しくも同じスパイク・リー監督作品の本作で主演として脚光を浴びる。ロンの相棒フリップ・ジマーマンを『スター・ウォーズ』シリーズ新3部作でカイロ・レン役を演じ、『沈黙 -サイレンス-』、『パターソン』などで演技に定評のあるアダム・ドライバーが演じる。監督、脚本、製作のスパイク・リーに加え『セッション』のジェイソン・ブラム、『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督とアカデミー賞最強布陣が製作に名を連ねる。
『ブラック・クランズマン』は、黒人捜査官ロン(ジョン・デヴィッド・ワシントン)と白人捜査官フリップ(アダム・ドライバー)が2人で1人の人物を演じ、白人至上主義団体KKKへの潜入捜査を行うという大胆不敵な実話がもとになっている。
人種差別を扱いながらも、誰もが楽しめる<バディ刑事ムービー>としても評判を呼んでおり、先日行われた英国アカデミー賞では脚色賞を受賞。本作の脚本を担当したケヴィン・ウィルモットは、「ロンとフィリップは、よくある刑事のバディものよりも、明らかに深い感情を共有している」と劇中の2人の見事なバディぶりをべた褒め。2人のコンビネーションが不可能な捜査を可能にし、“バディ”としての軽妙な掛け合いも見どころとなっている。
この春、そんな『ブラック・クランズマン』をはじめとする出会いと別れの季節にぴったりの「強い絆で結ばれた2人が困難に立ち向かう」バディムービーが公開される。その中から3作品をご紹介!
映画『バンブルビー』3月22日(金)公開
『トランスフォーマー』シリーズ最新作の『バンブルビー』。少女チャーリーとバンブルビーの思いがけない友情で結ばれた2人に強大な敵が立ちはだかる。
父親を亡くした哀しみから立ち直れない思春期の少女チャーリーは、18才の誕生日に、海沿いの小さな町の廃品置き場で、廃車寸前の黄色い車を見つける。自宅に乗って帰ったところ、その車が突如、変形《トランスフォーム》してしまう。驚くチャーリーを前に、逃げ惑う黄色の生命体。お互いに危害を加えないことを理解した瞬間、似たもの同士のふたりは急速に距離を縮める。チャーリーは記憶と声を失い“何か”に怯える黄色の生命体に「バンブルビー(黄色い蜂)」と名前をつけて、かくまうことに決める。ボロボロに傷ついたバンブルビーと、心に傷を抱えたチャーリー。思いがけない友情が芽生えるのだが、しかし、予測不能の事態に巻き込まれていくのだった。
映画『大脱出2』3月29日(金)公開
大ヒットサスペンスアクション『大脱出』の続編作品。主演シルヴェスター・スタローンの今度の相棒、“バディ”は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のデイヴ・バウティスタ!
世界唯一の脱獄のプロフェッショナル、ブレスリン(シルヴェスター・スタローン)。彼が大海原に浮かぶ監獄要塞“墓場”を攻略して数年が経過し、現在は一流のスタッフを集めた警備会社を新設、第一線からは距離を置いて後進の育成にあたっていた。そんなある日、従兄弟のユシェンの警備にあたっていたスタッフの一人シューが姿を消す。足取りを追うブレスリンであったが、その全容が謎に包まれた監獄“ハデス”にシューが勾留されているとの噂を耳にする。そこは全てがコンピューター制御され、“墓場”を超える最強セキュリティの監獄だ。“ハデス”の謎を追って一人、また一人と消えていくスタッフたち。これはブレスリンを誘い込む罠なのか!?ブレスリンはかつての友人デローサ(デイヴ・バウティスタ)の協力を仰ぎ、難攻不落の監獄へ再び挑む!
映画『ブラック・クランズマン』3月22日(金)公開
第91回アカデミー賞6部門ノミネート!カンヌ国際映画祭グランプリ受賞!黒人捜査官ロンと白人捜査官フリップのまさかの実話の“バディ”ムービー。
1979年、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署でロン・ストールワースは初の黒人刑事として採用される。署内の白人刑事から冷遇されるも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に電話をかけてしまう。自ら黒人でありながら電話で徹底的に黒人差別発言を繰り返し、入会の面接まで進んでしまう。問題は黒人のロンはKKKと対面することができないことだ。そこで同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンに白羽の矢が立つ。電話はロン、KKKとの直接対面はフリップが担当し、2人で1人の人物を演じることに。任務は過激派団体KKKの内部調査と行動を見張ること。果たして、型破りな刑事コンビは大胆不敵な潜入捜査を成し遂げることができるのか!?
映画『ブラック・クランズマン』は3月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開
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