KADOKAWAとハピネット共同製作によるプロジェクト『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』第一弾作品となる『殺人鬼を飼う女』が4月12日(金)より公開される。この度、予告映像が解禁となった。
上質なサスペンス要素とエロティックで大胆な描写の中に、壊れそうな程繊細な純愛を描いた大石圭の同名小説を、『リング』『スマホを落としただけなのに』などで知られる中田秀夫監督が映画化。
主演は、日活ロマンポルノ45周年を記念した「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」⼈気作の1つ『ホワイトリリー』(中田秀夫監督)で主演を務めた飛鳥凛。幼少期に義理の父から受けた悍ましい虐待が原因で解離性同一性障害を患っているキョウコを演じる。
別⼈格を作る事で自身を守ってきたキョウコの中には、大島正華演じるキョウコを愛するレズビアンの直美、松⼭愛⾥演じる自由奔放でビッチなゆかり、中谷仁美演じる虐待された少⼥時代のままのハル。1⼈の⼥性が持つ4つ⼈格を4⼈の⼥優陣でミステリアスかつ官能的に、演じ分けている。
予告映像では「時々感じるの、自分の中に化け物が住んでるんじゃないかって・・・」とつぶやき、憑りつかれたかのように突如ガクッと首を垂れる主⼈公キョウコの姿が映し出される。ワイングラスを片手に、静穏な表情でグラスに注がれた液体をゴクリと飲んだその口元から溢れ出た液体は首筋から胸元へゆっくりとキョウコの裸体をつたうが、まるで鮮血のように赤い液体が不気味さを掻き立てる。
また、キョウコが密かに恋心を抱く隣⼈で小説家・田島冬樹(水橋研二)とは徐々に距離が縮んでいくが、突然「アンタのせいで全部おかしくなった!」と罵声を浴びせ田島を困惑させる。そしてキョウコの母・友香里(根岸季衣)の口からはキョウコが昔父親を殺したことが明かされ、幼少期の忌まわしい出来事と複数の人格が生まれた因果関係を想像させる…。映像では、様々な性格や趣向思考の異なる人格たちが目まぐるしく入れ替わり、キョウコと共存する姿にも注目だ。
映画『殺人鬼を飼う女』は4月12日(金)テアトル新宿/池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー
(C)2019「殺⼈⻤を飼う⼥」製作委員会