第13回TOHOシネマズ学生映画祭が29日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、各部門の審査員を務めた映画監督・上田慎一郎らが結果発表及び講評に出席した。
映像制作に興味を持つ学生たちに活躍の場を提供すること、映画産業の将来を担う若き才能を発掘することを目的とし、学生が中心となり運営しているTOHOシネマズ学生映画祭。2007年から毎年開催されており、今回の開催で第13回目を迎える。
同映画祭ショートフィルム部門の審査員を務めた上田慎一郎(『カメラを止めるな!』監督)。学生時代から自主映画を制作していた上田監督は「つい最近まで、インディーズ映画祭や短編の映画祭に自分の作品を出して講評をいただき次へ繋げていたりしていました」と語る。
各作品を観て「良くも悪くも全体的に観やすくてレベルが高かった。寝ることなく最後まで一気に観られたことにビックリしました。今回受賞できなかった皆様も、『今回は』と思ってください!」と総評。
続けて、上田監督は学生監督が手がけた作品一つ一つに丁寧にアドバイスし、「グランプリや賞金を獲れたことよりも、『アイツのより俺の作品のほうが面白かったよ!』と思える“悔しさ”の方が価値が絶対にあると思います。僕も映画祭では賞をあまり獲ったことがありません。本当に悔しかったし、審査員に噛み付いたこともあります。その“悔しさ”が今に繋がっているので、賞を獲れなかった方も“悔しさ”を未来に持って帰って、次の作品作りのエネルギーにしてもらえたらなと思います」とエールを送った。
PROMOTION VIDEO
「POP&COKE」をテーマとした1分以内の作品
グランプリ受賞:『取り調べ』口羽雄太監督
準グランプリ受賞:『最&高』後藤駿冶監督
『人生の特別な一コマ』椎葉明光監督
『POP&COKE』長嶺志都監督
『やみつき』末廣鈴香監督
SHORT ANIMATION
20分以内のアニメーション作品
グランプリ受賞:『ナクシモノはこっち』佐藤いよ監督
準グランプリ受賞:『MESSENGER』酒井しおり監督
『鬼とやなり』副島しのぶ監督
『空とぶハエも星のよう』若林萌監督
『The Last Charade』野間俊斗監督
SHORT FILM
20分以内の実写作品
グランプリ受賞:『ZOB』竹中貞人監督
準グランプリ受賞:『No Lie No Life』前田柊監督
ROBOT賞:『ロボーイフレンド』寒川亘揮監督
『消えないリバーブ』岡田懐季監督
『ふたり日和』岡田あかり監督
高校生期待枠
高校生が制作した作品
『school walkers』シエラ璃砂監督
『フィルムみたいに』高田恭輔監督
『和-nagomi-』栁堀七笑監督
TOHOシネマズ学生映画祭公式HP:https://www.tohotheater.jp/tcsff/