『別離』『セールスマン』のアスガー・ファルハディ監督最新作『誰もがそれを知っている』が6月1日(土)より公開される。この度、本作のメインビジュアルと場面写真が解禁となった。
サスペンスフルな語り口と普遍的で濃密な脚本で世界中の映画ファンを魅了し続けるアスガー・ファルハディ監督。2017年のアカデミー賞では、トランプ政権がイランを含むイスラム諸国からの入国制限命令を出したことに抗議して授賞式をボイコットしながらも、『セールスマン』が見事外国語映画賞を獲得。作品とあわせてその名を世界中に知らしめ話題を呼んだ。
そんなイランの名匠の待望の最新作がついに完成。監督が15年前のスペイン旅行で目にした行方不明の子供の写真に着想を得て、じっくりと構想を練り上げた物語は、ペネロペ・クルスと、実生活で夫でもあるハビエル・バルデムに当て書きでオリジナル脚本を完成。数年来の友人でもあるスター俳優たちと念願のタッグを実現させた。緊迫感溢れる語り口で人間社会の裏に潜むテーマを鋭く描き出し、すでに揺るぎない評価を確立している名匠が、それに甘んじることなく初めてのオール・スペインロケに挑み、新たな境地を切り開いた会心の一作である。
解禁となったビジュアルは、互いに背中を合わせシリアスな表情をした主人公のラウラ(ペネロペ・クルス)と幼馴染のパコ(ハビエル・バルデム)の姿。また、その横には意味深なキャッチコピーが。下方には、2人とは対照的に、結婚式でケーキ入刀する新郎新婦とそれを囲む家族や友人たちの幸せを感じさせるシーンが描かれている。隠していたはずの“秘密”とは一体何なのか?そして家族の“嘘”とは?結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、一見、幸せに見える家族たちの裏側に新たに隠された闇を匂わせる印象的な仕上がりとなっている。
あわせて場面写真5点も新たに解禁。ラウラと娘、パコとその甥が駐車場で仲睦まじく談笑しているシーンや、結婚式で楽しそうな様子を見せていた家族たちが、一変、深刻な表情を浮かべている緊迫したシーン。他にも、パコが自身の経営するブドウ農園で作業するシーンや、思いつめた表情のパコを妻のベアが抱きかかえる姿などが収められている。
映画『誰もがそれを知っている』は6月1日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
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