映画『アルキメデスの大戦』完成披露試写会が26日、都内・東京国際フォーラムにて行われ、キャストの菅田将暉、柄本佑、浜辺美波、笑福亭鶴瓶、小林克也、橋爪功、田中泯、舘ひろし、監督の山崎貴が登壇した。
『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』などで知られる映画監督・山崎貴が、『永遠の0』以来再び第二次世界大戦を描く本作。物語の舞台は、1930年代の日本。アメリカとの開戦を視野に入れた大日本帝国海軍の司令部は、世界最大級の戦艦“大和”を建造し、日本の国威を世界に示すという計画を立てる。その計画に反対を唱える海軍少将・山本五十六は、“大和”建造を阻止するため、帝国大学100年に1人の逸材=アルキメデスの再来と呼ばれる天才数学者・櫂直を引き入れる。櫂は、数学者ならではの視点で、巨額の国費を投じる“大和”建造費の見積もり額に矛盾を発見し、軍部の陰謀を暴こうと奮闘する。
日本の命運を握る天才数学者・櫂直を演じる菅田。完成した作品を観て「最初、自分の映画を観るときはいろんなことを考えちゃうんですが、『本当に観てもらいたいな』『ちゃんと面白いな』と思えたんです。清々しい気持ちでここに立っています」と自信をのぞかせる。
山崎監督との初タッグに、菅田は「楽しかったですね!ずっと(山崎監督が)ニヤニヤしているんです(笑)誰よりもいろんなことを想像して、監督が楽しそうにしているのって俳優が一番のびのびとできるので。そんな現場でしたね」とコメント。浜辺も「大監督でドーンッとされた方なのかなと思っていましたが、現場のお父さんのような感じで。笑顔を絶やさず気さくな方で、あまり緊張もせず優しい監督で良かったです!」と笑みをこぼした。
「戦艦大和」建造計画を阻止すべく、天才数学者・櫂直を海軍に招き入れるキーパーソンであり、日本で最も有名な軍人・山本五十六役に扮する舘。菅田との共演に「天才ですよ!本当に素晴らしい!」と絶賛。続けて、「この顔でこのスタイル、あんなに芝居が上手くて…女にモテないわけがない!初めて男に“嫉妬”を感じました」とベタ褒めした。菅田は「嬉しいっすね!!録画しとこ」と満面の笑みをのぞかせた。
また、「あまり共演者の人と仲良くなることはない」と話す柄本だが、今回の撮影で菅田と意気投合したようで「えらい仲良くなった(笑)現場で待ち時間とかゲラゲラ笑ってました。すごく肌が合った」と明かした。
さらに、小林が唐突に「菅田くんの楽曲『まちがいさがし』が大ヒット中です。すごいんだよね。声がすっごい良いんだよ」と褒めると、菅田は「すごいな今日俺(笑)舘さんにモテると言われ、克也さんに声良いと言われ。すごいな(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。
映画『アルキメデスの大戦』は7月26日(金)より全国東宝系にて公開
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