映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』ワールドプレミアが16日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、キャストの佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ、安田顕、井浦新、吉田鋼太郎、総監督の山崎貴が登壇した。
1986年に第1作が発売されて以来、現在シリーズ累計の出荷・ダウンロード販売本数が7800万本を突破している日本を代表する国民的RPG「ドラゴンクエスト」。現在までに、80を超えるシリーズ作品が発表されている中で、“親子三代にわたって魔王を倒す”“結婚相手を選ぶ”等、大河ドラマのような人生を体感できる作品として、発売から25年以上経った今でも特に愛され続けているのが「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」(1992年発売)。そのストーリーを原案に、山崎貴が総監督・脚本を担当し、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』として、ドラゴンクエストシリーズ初のフル3DCGアニメーション映画化される。
大歓声で迎えられたキャスト陣。主人公リュカ役の佐藤は、「ドラゴンクエスト」との思い出について聞かれ「やっぱ“はぐれメタル”をいかに倒すか、そこに尽きる!逃げるんですよね…いかに逃げられずに倒すか、小学校3年間は捧げたんじゃないですかね(笑)」と笑みをこぼす。「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」もプレイしていたようで、「何時間も続けてやると怒られる。朝早く起きて、学校に行く前にゲームをすると怒られないので、そうしてやっていましたね」とコメントした。
リュカと共に魔物につかまって奴隷とされてしまう王子・ヘンリーを演じる坂口は、「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」について、「3世代なんですよ。主人公がいて父親パパスがいて、結婚相手を選んだり…自分の感情に訴えかけてくるような、そんなゲームって今までなかったなぁと。(映画に参加できて)嬉しかったです!ヘンリーはとってもチャーミングなキャラクターで、声をやるのが楽しみでした」と明かした。
リュカの自慢の父親・パパス役で、「勇者ヨシヒコ」にて“ドラゴンクエスト”ファンの心を虜にした山田は「人並みにプレイしてきた、熱い想いはあります。『Ⅴ』はスーパーファミコン、プレステ、DSと、移植されるたびにやってきました。“人並み”の強い想いはあります。『Ⅴ』はストーリーですとか、3世代にわたっていくところとか、素晴らしいと思います!大好きです!」とやり込みぶりを明かす。
一方、すべてが謎に包まれている最恐の魔王・ミルドラース役の井浦は「初期のドラクエ、“ふっかつのじゅもん”ミスが苦しかった…。レベルを上げていけばいくほど(呪文が)長くなって、当時は携帯もデジタルカメラもなかったので、鉛筆でノートに全部書き写していたんですが、どっか間違えているんですよ」と嘆き。幼き頃からリュカを苦しめているモンスターのボス・ゲマ役の吉田も同調し、「ものすごい理不尽なシステムなんです!(呪文を)打ち込まないと次にいけないんです!1文字間違えると次ができないんです!」と興奮しきり。ケンドーコバヤシも「“め”と“ぬ”が鬼門と言われていましたよね」とこぼし、その難しさを訴えた。
“リュカの二人の運命の相手”、幼い頃に共に冒険をし、成長して強く美しい女性として再会を果たすビアンカ役に有村、同じく主人公の幼馴染でサラボナの町中の男性の憧れの聡明な女性・フローラ役に波瑠が扮する。
映画の注目ポイントやおすすめのシーンを聞かれた有村は、「一緒に冒険しているような気持ちになる。リュカが想い熱くなってわーッと掻き立てられるシーンは、同じ熱量で楽しむことができると思います」とにっこり。波瑠は「リュカが心を決めてプロポーズをするシーン。エンドロールもちゃんと観ていただけたら嬉しいです」とアピールした。
映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は8月2日(金)より全国東宝系にて公開
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