映画『アルキメデスの大戦』呉・凱旋イベントが16日、大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)にて行われ、菅田将暉、大和ミュージアム館長の戸髙一成が登壇した。
昨年の夏、菅田将暉は呉に訪れ、映画の重要なシーンを撮影、そしてこの地でオールアップを迎えた。公開日が迫る中、撮影に協力して下さった呉市の方々への感謝の気持ちを伝えるため、菅田将暉が呉市に凱旋。全国的にも有名な観光スポット「大和ミュージアム」にて、呉市民を中心とした600名以上のゲストの前でトークイベントを実施した。
会場には全長26mもの大きさを誇る「10分の1スケール大和」が展示されており、その巨大な“大和”と、会場がいっぱいになるほどに集まったゲストの前に菅田将暉が登壇。会場は大歓声に包まれ、熱烈な歓迎を受けた。
「公開まであと10日というこのタイミングで“呉”でイベントをさせていただけるのは本当に“アツい”です!」と嬉しそうに話す菅田は、「昨年の撮影で僕たちがお邪魔した時、呉の方々は本当に快く迎えて下さりました。ありがとうございました。」と現地の方々に撮影協力への感謝を伝えた。
さらに、改めて「戦艦大和」について教えていただくために、大和ミュージアムの館長にして海軍史研究家の戸高一成を招いての対談トークも実施。大和の建造にかかった費用、大和の主砲「46cm砲」の威力、当時の日本の技術力などの館長からの話に、驚きながらも真剣な表情で話を聞く菅田だが、戸髙館長から「映画を観させていただき、本当に面白かったです。劇中に出てくる「戦艦大和」も非常によく出来ておりました。」と映画のお墨付きをいただいた時は満面の笑みを浮かべていた。
大盛り上がりのイベントの後、菅田将暉はそのまま大和ミュージアムに残り、「戦艦大和」の資料展示ブースも見学。沈没した大和から引き揚げられた部品や砲弾、そして大和の乗組員たちの残した手紙や遺書を、戸髙館長の案内の元、ゆっくりと見て回った。
昨年の映画撮影から「戦艦大和」と向き合ってきた菅田は「情報としては知っていても、遺品を実際に観てみるとやっぱり違いますね。若い世代の人たちにとって過去の戦争というものが離れていく中で、僕たちと歳の変わらない若い兵たちの遺書や手紙に触れ、少し近くに感じられたような気がします。劇中にも出てくるセリフ、「目で見て触れて、肌で感じる」ということの大切さを実感しました。」とコメント。映画の公開を目前にし、菅田将暉は「戦艦大和」についての知識を深め、映画への想いもさらに強めたようだ。
菅田将暉 コメント(抜粋)
公開まであと10日というこのタイミングで“呉”でイベントをさせていただけるのは本当に“アツい”です!昨年の撮影で僕たちがお邪魔した時、呉の方々は本当に快く迎えて下さりました。ありがとうございました。呉で過ごした時間は素敵な想い出になりました。お好み焼きも美味しかったです。大阪人の僕がこんなこと言うのも何ですが、呉のお好み焼き、最高です!(笑)
戦争について情報としては知っていても、遺品を実際に観てみるとやっぱり違いますね。若い世代の人たちにとって過去の戦争というものが離れていく中で、僕たちと歳の変わらない若い兵たちの遺書や手紙に触れ、少し近くに感じられたような気がします。劇中にも出てくるセリフ、「目で見て触れて、肌で感じる」ということの大切さを実感しました。
戦争のことを知らない若い世代にもこの映画を観てもらい、何かのきっかけになればいいなと思います。
大和ミュージアム館長:戸髙一成 コメント(抜粋)
映画を観させていただき、本当に面白かったです。劇中に出てくる「戦艦大和」も非常によく出来ておりました。物語は史実に基づいたフィクションなのですが、本当の戦艦大和の建造計画を実に絶妙に絡めており、実際にこうだったのではと思わせられました。
大和の歴史を感じてもらい、戦争や平和の歴史について考えてもらえたらな、と思います。
映画『アルキメデスの大戦』は7月26日(金)より全国東宝系にて公開
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