9月27日(金)公開の映画『惡の華』より、本ビジュアルと予告編が解禁となった。
鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描き、思春期の暗黒面をえぐり出した本作で主役・春日高男を務めるのは、今最も勢いに乗る若手俳優の伊藤健太郎。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村役に玉城ティナ。春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役に秋田汐梨、お互い文学が好きなことをきっかけに春日と交流を深める常磐文役に飯豊まりえが扮する。監督を、原作者からの逆指名を受けた井口昇が務める。
予告は、鬱屈とした春日(伊藤健太郎)の独白から始まる。山々に囲まれた窮屈な街、退屈な日常の中に突如現れた「仲村さん」という存在がより際立つような幕開け。この90秒の予告編で垣間見えるのは、少年少女のパワフル且つ危うい変態性。
屋外でパンツを脱がされる場面や、虚ろな目でライターを握りしめるヒロイン・仲村(玉城ティナ)、その孤高のヒロインが頭上から吐き捨てる「全身〇〇〇野郎」という衝撃的なセリフ。従来のキラキラした青春映画とは確実に一線を画すようなシーンの連続だが、「変態」の裏に潜む2人の深い闇も見え隠れし、物語がこの先どのような展開を見せるのか興味深い内容となっている。最後には今まで観たことの無いような伊藤健太郎と玉城ティナの姿も。豪快に足を組む仲村と恍惚とした表情を浮かべる春日、特に原作ファンにはたまらないであろうシーンが用意されており、ラストまで目の離せない予告編に仕上がっている。
映画『惡の華』は9月27日(金)より全国公開
(C)押見修造/講談社 (C)2019映画『惡の華』製作委員会