11月15日(金)公開の映画『影踏み』に、ミュージシャンとしてだけでなく俳優としての人気も高い3人、山崎まさよし×北村匠海×竹原ピストルが出演する。
「64ロクヨン」「クライマーズ・ハイ」などで知られる作家・横山秀夫の同名小説を映画化。単なる空き巣とは異なり、深夜に寝静まった民家に侵入し盗みを働く泥棒(通称:ノビ師)。その忍び込みの技術の巧みさ故に、警察から“ノビカベ”とあだ名されるほどのすご腕のノビ師・真壁修一は、ある深夜、県議会職員宅に忍び込み、偶然放火殺人未遂を目撃する。この事件をきっかけに、真壁がずっと心の奥底に押し込めていた20年前の事件の記憶が呼び醒まされ、彼を取り巻く運命の歯車が動き出す。山崎まさよしが約14年ぶりに長編映画の主演を務めるほか、北村匠海、尾野真千子、滝藤賢一、中尾明慶、大竹しのぶらが出演する。
日本の音楽シーンを盛り上げているミュージシャンたちは、その活躍の場を音楽業界にとどめることなく、その豊かな表現力を駆使し映画やドラマにおいても活躍する姿が目立っている。2000年に発売しダブルミリオンを達成した「桜坂」など数多くの名曲をリリースし、主演を務めた映画『そして父になる』では第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されるなど、俳優としての実力も高い福山雅治。ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で演じた役がお茶の間を賑わせ、同ドラマの主題歌「恋」では第67回NHK紅白歌合戦にも出演を果たした星野源など多様なセンスを発揮するミュージシャンが増えている。
福山は11月公開の映画『マチネの終わりに』、星野は8月に公開した『引っ越し大名!』と、ミュージシャンとしてだけではなく俳優としても主演を任せられるほどの高い人気と実力を持つ“ミュージシャン俳優”の活躍が目立つ中、11月15日(金)公開の映画『影踏み』にも“ミュージシャン俳優”が出演している。
1995年に「月明かりに照らされて」でメジャーデビューし初の主演映画となった『月とキャベツ』では、自身が担当した主題歌「One more time, One more chance」がロングヒットし大ブレイク。精力的な全国ツアーを行ってきたほか、全国各地のフェス・イベントへの出演、ミュージシャンとしてのセッション参加なども数多く、音楽ファンのみならず多方面から支持を得ている山崎まさよし。本作では深夜、寝静まった民家を狙って現金を盗み出す窃盗犯の“真壁修一”、通称「ノビ師」を14年ぶりの映画主演とは思えないほどの妙演を見せている。
脇を固めるキャストには、『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人書を受賞した若手トップランナーの1人であり、ダンスロックバンド・DISH//のリーダーとして日本武道館単独公演も成功させてきた北村匠海。山崎扮する真壁の兄弟役を演じており、その卓越した演技力は山崎からも「北村君が空気を作ってくれたので何とかやれた部分が大きかったと思う。あらゆる場面で引っ張ってくれました」とコメントするほどだ。
2016年に映画『永い言い訳』で第90回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、翌年の2017年には第68回NHK紅白合戦にも初出場を果たすなど近年の活躍が目覚ましい竹原ピストル。山崎扮する真壁の幼馴染である刑事役を好演している。このように、ミュージシャンの枠を超え、役者としても目覚ましい活躍を魅せる俳優に注目が集まっており、山崎まさよしを筆頭に、北村匠海、竹原ピストルが歌ではなく洗練された演技で魅せる映画『影踏み』の公開に期待が高まる。
映画『影踏み』は11月15日(金)より全国公開/11月8日(金)より群馬県先行公開
(C)2019「影踏み」製作委員会