公開中の映画『ブラック校則』にて、不良グループのボス・松本ミチロウ役を演じる田中樹(SixTONES)の新場面写真が解禁となった。
田中扮するミチロウは、不良グループのボスでありながらも、副生徒会長、さらには柔道部キャプテンをも務めるといった学校でも一際目立つ存在。ブラック校則を武器に、生徒の自由を奪いやりたい放題する体育教師・手代木(星田英利)さえも、弱みを握られていることからミチロウには従わざるを得ない。
生徒でありながら圧倒的な権力を持ち、自分のポジションを失いたくないため、校則を使って他の生徒たちを締め付ける。田中は、役作りについて「学校にいる嫌な奴のすべてを合わせたような役なので、それを意識して演じていた」と語っていたが、そのまさに絵に描いたような悪いキャラクターっぷりに、(佐藤勝利扮する)創楽に悪態を突くシーンで「カットがかかってOKが出たあと、監督が僕に小声で『本当に嫌な奴に見えますね』って言ってきて、そのときにミチロウを演じられてるんだっていう気持ちと、本当に嫌な奴に見えてるんだっていう絶妙な儚い気持ちになった」と話す。これに菅原伸太郎監督は「褒め言葉です!(笑)」と田中の好演を称えている。
また、劇中で田中は初の柔道にも挑戦したが、ただの柔道部員でなくキャプテンという役柄でもあるため、上手く見えるように演じる必要がある投げ技にも苦労したようだが、撮影現場ではその手さばきに「さすが!」と驚きの声があがったという。
その「絵に描いたような悪いキャラクター」であるミチロウだが、「ブラック校則」をぶち壊そうと立ち向かう創楽と中弥(髙橋海人)にとって、劇中で絶対に欠かせない鍵を握っている超重要人物。そんな敵か味方かわからない、ミステリアスな魅力を持つミチロウに大きな反響がある。
さらには、校則がないと不安な真面目すぎる生徒会長・上坂樹羅凛(箭内夢菜)のことが好きなことから、ブラック校則を変えようと奔走する創楽が樹羅凛に声をかけているところを見て、嫉妬心から創楽を呼び出し柔道場で投げ飛ばす一面も。さらに、ドラマ、Huluを観ると「悪いキャラクター」であるはずのミチロウの「実はいい奴なのでは…?」と思えるエピソードも展開される。
映画『ブラック校則』は全国公開中
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