映画『サヨナラまでの30分』完成披露試写会が2日、都内・有楽町朝日ホールにて行われ、新田真剣佑、北村匠海、久保田紗友、葉山奨之、上杉
一年前に死んだバンドミュージシャンのアキ(新田真剣佑)と、人と関わる事が苦手な大学生の颯太(北村匠海)。カセットテープが再生される30分間だけ、颯太の体の中身は死んだはずのアキになる。颯太の体を借りて、アキは恋人やバンド仲間に会いに行く。
今作でW主演を務める新田真剣佑と北村匠海。これまで、TVドラマ「仰げば尊し」、「僕たちがやりました」、映画『OVER DRIVE』、『十二人の死にたい子どもたち』と4作品で共演し、プライベートでも仲が良い2人。登場早々、新田が北村のヘアスタイルを整えてあげるなど、仲睦まじい様子が垣間見られファンから黄色い歓声が。
北村扮する颯太にだけ姿が見えるという、複雑な役どころを演じた新田は「みんなからは見えていない、けど匠海からは見えている」とそっと言い寄ると、北村が「今日1日だけ、ほんとに」と新田からのじゃれつきに照れ笑いを浮かべる。改めて新田は「ちょっと寂しいところがありました。僕はアキとして話しかけているのに…後半につれてどうなっていくのか、見どころです!」とコメントした。
姿が見えない役どころだけに、撮影中は新田の茶目っ気に「笑かしにくる」(北村)、「大変だった!」(上杉)と続々とこぼれる。新田は「楽しかったね!」とハニカミ、会場を沸かせた。
体を借りる/借す役柄のため、同じ容姿のキャラクターを1人2役演じていた北村は「監督をはじめ本当にたくさんのスタッフさんに支えられて出来たので、現場では一瞬すぎて今ではあの頃に戻りたいくらい、非常に楽しい期間でした。作品に入る前にレコーディングがあって、音楽から役作りに入ることはこれまでなかったので、歌が現場を助けてくれることもありました」と撮影を振り返った。
イベントでは、アキと颯太の関係性にちなみ、「もし30分だけ体を借りることができるとしたら、誰の体を借りたいか」というお題が。上杉が「スポーツ選手とかね」と言うと、新田が「わかった!わかった!」と閃いた様子で「今日ずっと考えてたんだけど…オリンピック100m走で1位をとった後のその人!そこから30分の取材で『やってやりました!!』って」と妄想を膨らませる。そんな新田に「気持ちいいだろうね!」「(ゴールした瞬間のため)一番キツい時だよ!」とツッコミが飛び交い、大いに盛り上がる。
北村は「僕は柊平くんとか清原くんの身長が欲しい」と言い、「182cmくらいになってオシャレ決め込んで30分、渋谷の街を歩いてファッションスナップ撮られたい」と願望を告白。さらに、新田になって「壇上でコマネチとかしてみたい」と、普段の新田からは想像もできないような行動をとりたいと笑みをこぼしていた。
葉山も「30分だけでいいからマッケン(新田)になってみたい!渋谷とかで歩いてキャーキャー言われたい!」と明かす。新田は肉体美もすごいようで清原も「さっき胸触らせてもらったんですが、めちゃめちゃムキムキで!とにかく、自分があげられないくらいの(重い)バーベルをあげて、そのあと僕も渋谷を歩きます(笑)」と暴露し、会場を沸かせた。
映画『サヨナラまでの30分』は2020年1月24日(金)より全国公開
(C)2020『サヨナラまでの30分』製作委員会