映画『屍人荘の殺人』初日舞台挨拶が13日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、神木隆之介、浜辺美波、中村倫也、池田鉄洋、監督の木村ひさしが登壇した。
今村昌弘の同名小説を実写映画化した本作。ミステリー愛好会に所属し、強引な「探偵たち」に翻弄される大学生・葉村譲役に神木隆之介、主人公たちを前代未聞の謎へと誘う女子大生探偵役・剣崎比留子役に浜辺美波、主人公たちが通う神紅大学の中で“神紅のホームズ”の異名をとり、神木演じる葉村を振り回すミステリー愛好会の会長・明智恭介を中村倫也が演じる。監督を、「99.9 -刑事専門弁護士-」「警部補 矢部謙三」両シリーズを手掛けた木村ひさしが務める。
イベントは、管理人役の池田鉄洋によるMCで進行。現場では、キャスト陣によくイジられていたようで、「この映画は池鉄さんなしでは語れない」(神木)、「学園のマドンナ的存在でした」(中村)と早くもイジりが。池田は「友達のように接してくれて、ゆるキャラのような扱いでした」と笑みをこぼす。
神木は「現場で僕らが『踊っているところを動画で撮りたい』とリクエストしても受け入れてくれる。本当に優しいお父さんです!」と池田とのエピソードを明かす。浜辺が「いまは池鉄さんと言っていますが、現場では『鉄洋!』って(神木が)呼んでましたからね(笑)」と暴露し、笑いをさらった。現場では、実際に神木が監督した浜辺・池田のダンスムービーを撮影したようで、イベントではその映像2種がスクリーンに映し出された。浜辺・池田の軽快なダンスステップに、会場は笑い声や「かわいい〜!」の歓声に包まれていた。
さらに、2019年の年の瀬に迫ったことから“令和最大の事件”をキャスト陣が発表。浜辺は「お風呂の途中で用事があって、タオルで水を切らずに小走りしたんです」と話し、足元を滑らせ腰から転んでしまったことを告白。「腰の調子がちょっと悪く、先日、ずっと体育座りをする仕事があって(中村:どんな仕事だよっ!)そこで完全にやってしまいまして…これから『あけましておめでとうございます』と挨拶するときに痛いんです!」と嘆いていた。
神木は「ウィル・スミスさんに会えたこと!」とし、映画のプロモーションのため来日していたウィルとあったことを明かし「短い時間の中でいろんな質問をさせていただきました。役者として大事なこととか。すごいですね、元気のかたまりです!人を明るくする人!前向きにちゃんと生きていこうと思った。これは忘れられない衝撃と思い出です!」と興奮しきりに話した。
続けて「この前、疑問に思ったことなんですが…なかやまきんに君って親しみを込めた“君”なのかなと思って、それを仮定すると本名“なかやまきんに”なんじゃないかと」と真剣な眼差しで話す。その様子に中村は「ウィル(の話で)でやめておけばよかったのに…」と笑みをこぼしながらツッコミ、会場は笑いに包まれた。
中村もウィル・スミスと対面しており、「なんか擦ったら出てきた。それは別の作品なので」と控える。映画・ドラマと、役者として引っ張りだこの1年で飛躍の年となった中村は「楽しかったですね!平成の最後に撮った映画『屍人荘の殺人』が、令和の暮れに公開される。ぜひ多くの方に愛していただきたい作品だなと思います」とコメントした。
映画『屍人荘の殺人』は全国東宝系にて公開中
(C)2019「屍人荘の殺人」製作委員会