映画『記憶屋 あなたを忘れない』で主演を務める山田涼介が、俳優人生で最も過酷だったと語る雨の中での号泣シーンを含むメイキング特別映像が到着した。
シリーズ累計45万部を超える織守きょうやの小説「記憶屋」を、『ツナグ』「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」などで知られる平川雄一朗監督が映画化した本作。恋人の記憶を取り戻すため記憶屋探しに奔走する大学生・遼一役にHey! Say! JUMPの山田涼介、遼一の幼馴染・真希役に芳根京子、遼一の記憶だけを失ってしまった恋人・杏子役に蓮佛美沙子、遼一と共に記憶屋探しをする弁護士・高原役に佐々木蔵之介が扮する。ほか共演に杉本哲太、泉里香、田中泯、佐々木すみ江、櫻井淳子、戸田菜穂、ブラザートム、須藤理沙、濱田龍臣、佐生雪、稲垣来泉らが名を連ねる。
公開された映像には、遼一を演じた山田涼介や、遼一と一緒に記憶屋を探す高原を演じた佐々木蔵之介らの姿が映し出される。降りしきる雨の中、山田が街行く人々の中で一人うずくまり、激しく地面を叩く。山田迫真の演技に、観ているこちらまで胸を鷲掴みにされてしまう程の衝撃だ。このシーンが撮影されたのは1月。極寒の中、雨に打たれながら感情を爆発させなければいけないこのシーンは、山田にとって俳優人生を振り返っても一二を争う程に辛いシーンだったという。
山田は、「雨に打たれるシーンは本当に大変でした。湖で寒中水泳をした経験もありますが、それ以上に寒かった!」とその壮絶さを語りながら、「役者経験の中で、エキストラの方に『大丈夫ですか!?』と本気で声をかけられたのは初めてでした(笑)」と話し、周りのエキストラにまで心配をされていたことを明かした。山田が役者魂を見せつけたこのシーンは、劇中でも重要なシーンとして描かれる。
もう一つの注目は、高原を演じた佐々木の存在。佐々木の計算された軽妙な演技は、高原の弁護士というお堅い肩書に、憎めない軽さと人間味を与え、唯一無二のキャラクターに仕上げた。真っすぐで一本気な性格の大学生と、どこか砕けた雰囲気を持つ弁護士との凸凹バディは、作品に暖かいユーモアを与えている。山田は、バディを組んだ佐々木に関して「一番共演をしたかった俳優さんだったんです!」と念願の共演であったとを明かしつつ、「これまでお会いしたことはなかったのですが、“絶対にいい方だろう”と思っていたら、やっぱりそうで(笑)年の差を感じさせないように、あえてフランクに接してくれたのもありがたかったです。」と初共演の感動を語った。
映画『記憶屋 あなたを忘れない』は2020年1月17日(金)より全国公開
(C)2020「記憶屋」製作委員会