映画『記憶屋 あなたを忘れない』のイベントが7日、都内・神楽座にて行われ、ブラザートムが出席。山田涼介(Hey! Say! JUMP)、芳根京子がサプライズで登場した。
シリーズ累計45万部を超える織守きょうやの小説「記憶屋」を、『ツナグ』「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」などで知られる平川雄一朗監督が映画化した本作。恋人の記憶を取り戻すため記憶屋探しに奔走する大学生・遼一役にHey! Say! JUMPの山田涼介、遼一の幼馴染・真希役に芳根京子、遼一の記憶だけを失ってしまった恋人・杏子役に蓮佛美沙子、遼一と共に記憶屋探しをする弁護士・高原役に佐々木蔵之介が扮する。ほか共演に杉本哲太、泉里香、田中泯、佐々木すみ江、櫻井淳子、戸田菜穂、ブラザートム、須藤理沙、濱田龍臣、佐生雪、稲垣来泉らが名を連ねる。
“記憶に残るサプライズ成人式イベント”と銘打った本イベント。山田涼介&芳根京子がサプライズで登場すると、会場は割れんばかりの大歓声に包まれた。お笑い芸人を目指している新成人の方が両親へ感謝の気持ちを綴った手紙を披露すると、山田は「応援しています!」とコメント。ブラザートムは「そういう夢は潰したいですよね(笑)こっち側に来て面白いことを言ってほしくない(笑)」とこぼし、笑いをさらっていた。
MCから「どなたに“ありがとう”の気持ちを伝えたいですか?」と聞かれた山田は「やっぱり親ですね。ジャニーズあるあるなんですが、この世界に入ったのも姉と母親が勝手に履歴書を送ったから。今となっては感謝しています。天職だと思っているので」とハニカミ。続けて、「サッカー選手を夢みて一生懸命やっていて、その時のW杯の『ピンバッジを買ってあげる』と言われて、つられてオーディションに行って…気づいたら受かっていた」と当時を振り返った。
来場した新成人から「大人になって自立していくのが不安」との声があると、山田は「人って、人と人との支え合いで生きているので、無理して一人で自立しようと思うことより、周りとの関係を深めていって、本当に自分に必要な人を見定める能力が大切だと思う。人と人との関わり方、今まで以上に深い関係になっていくことを大切にしていくのがいいかなと思います」と真摯に語る。
芳根は「もうすぐ23歳なので、(年齢が)そんなに変わらない私も『自立ってなんだろう?』と思うのですが、一人で出かけることも私は自立だと思う。絶対に自立しているところはみんなにもあると思うんです。そういう小さいことでも自分を肯定してあげる。いろんんな場所に行って、いろんなことに興味を持ってチャレンジして、やりたいことを見つけられたら、いつかきっと強くなれるのかなと今でもそう思っています」とアドバイスを送った。
さらに「成人式を迎えるため、両親へ思い出に残るプレゼントをあげたい」という新成人に対し、山田は「高価なものではなくて、やっぱり記憶に残るものがいいと思います。晴れの日の前に、着物を着てメイクをして、写真を撮って一番最初に見せてあげるとか。そういうのだけでも、親御さんってすごい嬉しいと思うんです。20年間大切に大切に育ててきた娘さんですから。それが何よりのプレゼントになるんじゃないかなと思います」とコメントした。
映画『記憶屋 あなたを忘れない』は2020年1月17日(金)より全国公開
(C)2020「記憶屋」製作委員会