映画『きみの瞳が問いかけている』リモート完成報告イベントが15日、都内・イイノホールにて行われ、吉高由里子、横浜流星、三木孝浩監督が登壇した。
恋愛映画史を涙で塗り替えるほど、純度の高い「無償の愛」を描いた“純愛”映画。吉高由里子は不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながらも、小さな楽しみを糧に明るく健気に懸命に生きようと奮闘する女性・明香里役を。横浜流星はかつては将来を有望視されていたキックボクサーだったものの、過去の事件によって心を閉ざし、今は日雇いバイトで食いつなぐ毎日を送る無口な青年・塁を演じる。監督を『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『フォルトゥナの瞳』などで知られる三木孝浩が務める。
今作で初共演を果たした吉高・横浜の2人。互いの印象を聞かれると、「画面で見るより実際の方が落ち着いているというか…たぶんピンクの髪が印象強かったからだと思うんですが(笑)お話していても、すごく真面目でいろんなことを考えている方だなと思いました」(吉高)、「最初すごく緊張していたんですが、本当にテレビのまんま明るく元気でした。人見知りで心を閉じていたんですが、出会って1時間もしないうちに見事に開けられました(笑)現場でも引っ張っていただいたので助けられました」(横浜)とそれぞれコメント。
『僕等がいた 前篇 / 後篇』以来の吉高とのタッグとなった三木監督は「以前ご一緒した際に、彼女の人柄、スタッフへの気遣いなどにすごく助けられた。戦友のような存在で、今回は特に短い撮影期間でしたが、吉高さんがいれば大丈夫という安心感がありました」と明かす。横浜とは以前MVの撮影で一緒だったようで「(横浜が16歳ごろに撮影したMV以来のタッグに)今回念願叶って嬉しいです!極真空手の中学生チャンピオンの横浜くん、素晴らしい素質の持ち主とアクションが撮れることがすごく楽しみで、ワクワクしかありませんでした!」とコメントした。
盲目の女性を演じた吉高は、実際に視覚障害者の方の仕草や所作などを見て役作りに励んだという。一方、キックボクサーの役どころを演じた横浜は「空手とは全然違うので、キックボクサーの蹴り方やパンチの仕方など一から修正する作業をしました。身体が細かったので、1ヶ月で10kgぐらい増量して挑みました」と役作りを振り返った。また、MCからの「ズキュンとしたポイントはありますか?」という質問に、三木監督は「横浜くんの腹筋と背筋を見たときにズキュンときましたね!」と絶賛した。
イベントでは、横浜へのサプライズで、吉高・三木監督・全国45名のファンから誕生日のお祝いが(9月16日に24歳の誕生日を迎える)。吉高がフラワーケーキを贈呈し、スクリーンにはリモート中継で全国45名のファンが映し出された。ファンからバースデーソングが贈られると、横浜は「めちゃくちゃ嬉しいです!!こんなに幸せなことはない!ありがとうございます!」とハニカミ。サプライズを敢行した吉高は「動揺してカンペの文字が濁って見えるハプニングが(笑)」を笑みをこぼしていた。
また、キャストからオンライン参加者に質問をして○×で答えるコーナーも実施。本作にちなみ、吉高が「陰のある異性に惹かれるか、明るいタイプの異性に惹かれるか」と質問すると、男性からは「陰というかギャップに惹かれる」、女性からは「何を考えているかわからない人が好き」と回答が。横浜の好きなタイプは「おとなしくて、ちょっと芯がある女性」というも、最近の占いで「明るくて元気な子の方が相性がいい」とのこと。横浜は「これを機にもっともっと視野を広げてみようと思いました」と明かした。
映画『きみの瞳が問いかけている』は10月15日(木)先行上映/10月23日(金)より全国ロードショー
(C)2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会