『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』東京スカイツリー点灯イベントが11日、東京スカイツリー ソラマチ8階ドームガーデンにて行われ、花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、
シリーズ累計発行部数1億部を突破した吾峠呼世晴の原作漫画「鬼滅の刃」(集英社ジャンプ コミックス刊)。昨年9月末にTVアニメ最終話「新たなる任務」が放送され、“竈門炭治郎 立志編”の物語が幕を閉じ、主人公の竈門炭治郎とその仲間たちが映画の舞台となる“無限列車”に乗り込むシーンで終了した。本作ではその無限列車を舞台に、炭治郎たちの新たなる任務が描かれる。
竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子(※禰豆子の「禰」はネに爾が正しい表記)役の鬼頭明里をはじめ、我妻善逸に下野紘が、嘴平伊之助に松岡禎丞が、煉獄杏寿郎に日野聡が、魘夢(下弦の壱)に平川大輔がそれぞれ声を当てる。主題歌はTVアニメOP「紅蓮華」に引き続き、LiSAの楽曲「炎」が作品を盛り上げる。
描かれる兄妹愛がひとつの魅力の「鬼滅の刃」。演じる上で意識しているところを聞かれた花江は「炭治郎はとにかく心が綺麗で真面目で折れないハートを持っているところが尊敬できます。禰豆子を人間に戻したい、家族のために鬼を討つところは曲げないように意識して演じています」とコメント。鬼頭も「竈門兄妹はお互いのことを本当に大事に思っていて、だからこそ頑張れる。その兄妹愛を忘れずに意識して演じています」と明かした。
TVシリーズを通して「仲良くなった」というキャスト陣。花江は「最初は、伊之助は特に敵のように登場したので(笑)そんな中で任務を通してお互いの力を認めあってね。良いチームになっていると思います」と笑みをこぼした。
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』について、花江は「早く劇場で観たい!予告編じゃ伝えきれていない魅力がすごくあるので、とにかく観ていただきたい!」とアピール。アフレコは「役者それぞれが本気を上回る勢いで叫んだり、その気合いがぶつかりあって出来たものが『無限列車編』だと思っています」とコメント。松岡も「これで声優人生終わってもいい!『知らん明日なんか!』って思うくらい」と力を出し切ったアフレコを振り返った。
また、今作で登場する炎柱・煉獄について聞かれた花江は「柱とは何か、鬼殺隊とは何か、そして1人の人間としての強さが描かれています。本当にカッコいいです!『アニキ、ついて行きます!』と思わせられる、魅力的な男です」と明かした。
主題歌を歌うLiSAは、今回の楽曲「炎(ほむら)」について「私自身、この『無限列車編』が原作の中でもすごく好きで、みんなすごく気合いの入った状態で曲を作っていきました。劇場版を楽しみにしてくださっている皆さんが、劇場で観終わった気持ちをそのまま引きずって帰ってしまうような、作品にどっぷり浸かってしまうような曲を制作させていただきました」とコメント。下野は「『予告編で流れるだけですごい感動が生まれる』この言葉は絶対に伝えたかった!」とLiSAに想いをぶつけた。
イベントでは、映画の重要なキャラクター・煉獄の炎刀、そして主題歌となるLiSAの「炎(ほむら)」を思わせる東京スカイツリーライティングの点灯式が。また炭治郎らキャラクターが登場すると、「すごい!可愛い!」と各々にはしゃぐキャスト陣の姿も。禰豆子の頭をなでる炭治郎や、おどおどする善逸に下野が「しっかりしろよ!」と、どこかを見つめる伊之助に松岡が「いま“ほわほわ”してる!」とツッコミを入れるなど、和気あいあいとしていた。
最後に花江は、公開を待つファンへ「僕自身も原作の中で特に好きなエピソードでもある『無限列車編』。まさか映画館で観れると思っていなかったので、本当にワクワクしています。人の想いの強さ、鬼殺隊が一丸となって鬼を倒す強い想いや力、それをぜひ劇場で感じていただきたいです。期待は裏切らないと思います!!」とメッセージを贈った。
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』10月16日(金)全国公開
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable