『きみの瞳が問いかけている』吉高由里子×横浜流星が“顔交換アプリ”で盛り上がる、可愛らしい一面も

2020年10月15日

映画『きみの瞳（め）が問いかけている』先行上映舞台挨拶が15日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、吉高由里子、横浜流星、三木孝浩監督が登壇した。

恋愛映画史を涙で塗り替えるほど、純度の高い「無償の愛」を描いた“純愛”映画。吉高由里子は不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながらも、小さな楽しみを糧に明るく健気に懸命に生きようと奮闘する女性・明香里役を。横浜流星はかつては将来を有望視されていたキックボクサーだったものの、過去の事件によって心を閉ざし、今は日雇いバイトで食いつなぐ毎日を送る無口な青年・塁を演じる。監督を『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『フォルトゥナの瞳』などで知られる三木孝浩が務める。

今作初となる有観客の劇場での舞台挨拶に登場した吉高・横浜・三木監督の3人。「この映画で初めて、観てくださる方と対面してお話することができる日を迎えられて嬉しく思っています」（吉高）、「無事に上映できること、そして皆さんの前に立てる幸せを噛み締めています」（横浜）、「皆さんにお届けできる日を本当に僕らは楽しみにしていました。この日を迎えられて嬉しい」（三木監督）とそれぞれ挨拶。

「恋愛映画は久しぶり」という吉高は、「私には似合わないと思い、無意識に避けてきたのですが、三木監督で横浜流星さんだということで心強いなと思って楽しくやらせていただきました」とコメント。『僕等がいた前篇 / 後篇』以来のタッグとなった三木監督は「大人のラブストーリーで何年ぶりかにご一緒できて本当に嬉しかったです」と明かした。

これまで演じてきた役とは一味違う役柄を演じた横浜。「人を想うこと、愛についてすごく考えさせられました。自分も大切な人ができた時に、塁のような人間になりたい。リスペクトの心をもって演じていました。男としてカッコいいです！」と笑みをこぼす。三木監督は「横浜くんの真っ直ぐな芯の強さ、意志をもって貫く姿。それを優しく包み込む吉高さんの空気感。すごくマッチングがいいなと撮影していて感じましたね」と振り返った。

現場では、吉高・横浜の2人で「写真をいっぱい撮ったね。“顔交換アプリ”で遊んだり、手押し相撲も」と楽しくコミュニケーションを取っていた様子。吉高は「色っぽい写真じゃなくて、2人でギャーギャー叫びながら撮った写真ばっかり（笑）」と笑顔を見せる。さらに、「（横浜が）手押し相撲強いって言ってたけど、私勝ったよね！？」と言うと、横浜は「負けたね（笑）強いです！」とはにかんでいた。

また、「私だけが知っている素顔」について聞かれると、吉高は「（横浜は）普段から落ち着いていて、あまりキャピキャピするタイプではないんですが、焼き芋の車が通った時のテンションは爆上がりでした（笑）『わ！焼き芋！焼き芋！焼き芋！』って、すごい嬉しそうで美味しそうな顔で食べるんです！もう何回でも買ってあげたくなるような顔が印象的」と明かす。さらに、「意外に可愛いものが好きで…カービィ好きだよね？ぬいぐるみプレゼントしました」と横浜のお茶目で可愛らしい一面もみせた。

三木監督は、「流星くんが対戦する方がすごくムキムキなのに撮影ギリギリまでパンプアップしていて、それを見た流星くんも隣で一緒になってパンプアップしていました」と話す。横浜は「もともとすごい筋肉なのに、さらにパンプアップしているから『もうやるしかない！』って一緒になってやってましたね」と撮影を回想。また、吉高について「塁のパーカーをかぶってシャドーボクシングをするめちゃめちゃ可愛いシーンがあるんです。現場ですごい照れてました（笑）」と告白。吉高は「全然カットかけてくれなくて、もう撃沈でしたね（笑）」と照れ笑いをみせた。

最後に映画の見どころを聞かれた三木監督は「流星くんの“鎖骨”がめちゃめちゃ綺麗です。デコルテを見せる衣装をスタイリストさんとこだわって選びました（笑）」と太鼓判を押す。横浜は「（見どころは）全てですよ。終盤の海辺のシーンが印象的です」とコメント。吉高は「2人がいつ恋に落ちたのか。そこを着眼点として観ていただけたらなと思います。観終わったらSNSなどで私たちに感想を届けてくれたら嬉しいです。たくさんの人にこの映画が届くことを願っています」とメッセージをおくった。