2021年1月29日(金)より公開される映画『名も無き世界のエンドロール』の冒頭シーン映像が解禁となった。
行成薫による同名原作を「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」『累-かさね-』などで知られる佐藤祐市監督が映画化。“ある事件”をきっかけに人生が一変した幼馴染のキダとマコトが、自分たちの運命を変えた不条理な世の中に復讐するさまを描く。大事な友のために裏社会に飛び込み、殺人をも厭わない“闇の交渉屋”としてのし上がっていく男・キダ役に岩田剛典、キダの力を借りながら会社経営者となり、表舞台でのし上がっていくストイックな男・マコト役に新田真剣佑が扮するほか、共演に山田杏奈、中村アン、石丸謙二郎、大友康平、柄本明が名を連ねる。
クリスマス・イブが舞台となっている本作の冒頭シーンが解禁。幼馴染のキダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)が、10年にも及ぶ“ある壮大な作戦”の最終章をスタートさせる重要なシーンだ。
キダが歩いているのは、クリスマス・イブできらびやかにライトアップされた人通りの多い繁華街。何故かサンタクロースのコスチュームに身を包んでおり、待ちゆく人達は物珍しそうに振り返るものの、格段特に気に留めている様子はない。キダは電話の向こうのマコトと何かを確かめるように少し会話を交わし、「神様がたまには世の中の為になることしろって言ってるんじゃない?クリスマス・イブなんだから」とマコトがキダをからかうと、キダは「神様なんているかよ」とすかさず反論する。
短い会話だが、いたずら好きのマコトと、いつもマコトに“ドッキリ”にかけられてしまうキダの普段の関係性が垣間見えるシーンだ。会話の最後には「キダ、お前にもドッキリ仕掛けといたからな」と、こんな時でもキダへのドッキリを匂わせるようなマコトの台詞も。伏線だらけの物語に、このオープニングシーンがどのように関わっていくのか…公開までの約1カ月間、想像が膨らむ映像となっている。
なお、本シーンのロケ地となったのは神戸・元町の実際の街並み。まさにクリスマス・イブといった風景だが、実際の撮影は昨年の8月に行われた。夏真っ盛りの暑い中での撮影だったが、特別に冬季限定の豪華なイルミネーションをメインストリートにあたる大丸神戸店の東側に設置し、人で溢れ返るクリスマス・イブの風景を作り出した。本作では他にもポートタワーや旧居留地など神戸の名所が度々登場するので、映画の中で束の間の旅行気が味わえるかも!?
映画『名も無き世界のエンドロール』は2021年1月29日(金)より全国公開
(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会