22日より開幕となった第28回東京国際映画祭。六本木ヒルズアリーナで行われたオープニングイベントには、映画ファンとマスコミが詰め掛け、豪華なゲストたちがレッドカーペット上を歩き歓声を浴びた。特別招待作品『シーズンズ 2万年の地球旅行』からは、日本語ナレーターを務める笑福亭鶴瓶、木村文乃、ジャック・クルーゾ監督が登場した。
鶴瓶は、黒のタキシードにストライプベスト、赤の蝶ネクタイという彼らしいスタイル。木村は白のシフォンのロングドレスに、サバースのアクセサリーに身を包んでレッドカーペットを歩き会場を魅了した。サインを求められると2人はそのひとつひとつに丁寧に応え、またクルーゾ監督に『オーシャンズ』のパンフレットを差し出しサインを求めるファンなど盛り上がりをみせた。
レッドカーペット奧の壇上では、3人へ質問が寄せられた。
■クルーゾ監督への質問
Q:どうやって撮影しているのだろうと思うくらい、動物たちと近く接している映画でしたが。
クルーゾ監督:映画の中では70程の動物たちが登場しますが、大小様々な動物によって、カメラの機材も変わってきます。ウマだったりオオカミだったり速い動物たちはなかなか撮影するのが難しいのですが、リスなどの小さい動物も実はまた小さい上にすばやい動きをするので、撮影するのにとても根気がいりました。
■木村への質問
Q:映像はご覧になっていいかがでしたか?
木村:とても素敵ですね。動物に対する愛がすごく詰まっているなと思ったことと、監督自身が動物に対してすごく愛情を持ってらしゃるからこそ、あの至近距離での撮影や、動物が動物たる姿を見れたのだと感じました。ナレーションへの気持ちが引き締まりました。
■鶴瓶への質問
Q:人間にも動物にも愛される鶴瓶さんですが、映画の声での出演はいかがですか?
鶴瓶:いや~ほんまこの声でいいいのかどうかですよね。それだけが心配です。タクシー乗っでも声だけでわかるんですよ!ちょっと監督に僕でいいのかお聞きしたいです。
クルーゾ監督:もちろん問題ない!もうお二人で完璧です!
壇上では、クルーゾ監督がフランス語でコメントすると、鶴瓶さんが「2万年の歴史を4年間で撮ったので、ぜひ、見てくださいと監督が言ってます!」と通訳の代理を務め、会場の笑いを誘い、それに対し、木村さんは「私もう言うことないじゃないですか(笑)」と突っ込みむなど二人の相性はバッチリな様子。木村さんは続けて「愛に溢れた作品です。動物たちの表情から伝わってくると思います。可愛がるだけじゃなくて、愛することが大事なんだと、感じてもらえたらと思います。」とコメントを寄せた。
016年1月15日(金)、TOHOシネマズ 日劇他 全国拡大ロードショー
配給:ギャガ
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