ニューヨーク映画批評家協会賞発表!『キャロル』が最多受賞

第81回ニューヨーク映画批評家協会賞(New York Film Critics Circle Awards)が12月2日(現地時間)に発表され、トッド・ヘインズ監督、ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ主演の『キャロル』が作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞の最多4冠に輝いた。

ニューヨーク映画批評家協会賞 最多受賞の『キャロル』

映画『キャロル』は、『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』で知られるパトリシア・ハイスミスのベストセラー小説の映画化。監督は『エデンより彼方に』のトッド・ヘインズ。1952年のニューヨークを舞台に描く、恋人との結婚に踏みきれないでいる若いテレーズと、エレガントで美しいが不幸な結婚生活を送るキャロルの愛の物語。テレーズを演じるのは本作でカンヌ映画祭主演女優賞を受賞した『ドラゴン・タトゥーの女』『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』のルーニー・マーラ。キャロルは『ブルージャスミン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットが演じる。日本では2016年2月11日より公開。

ニューヨーク映画批評家協会賞は批評家協会賞の中で設立年が最も古く、他の映画賞と比べて芸術性があり社会派の映画が選ばれる傾向が強い。また、アカデミー賞の前哨戦として注目度が高く、昨年『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされながら惜しくも受賞を逃したマイケル・キートンが再びアカデミー賞にノミネートされるか期待が高まる。

主な受賞作はこちら
作品賞:『キャロル』
監督賞:トッド・ヘインズ 『キャロル』
主演女優賞:シアーシャ・ローナン 『Brooklyn(原題)』
主演男優賞:マイケル・キートン 『Spotlight(原題)』
助演女優賞:クリステン・スチュワート 『アクトレス~女たちの舞台~』
助演女優賞:マーク・ライランス 『ブリッジ・オブ・スパイ』
脚本賞:フィリス・ナジー 『キャロル』
撮影賞:エドワード・ラックマン 『キャロル』
アニメ映画賞:『インサイド・ヘッド』
外国語映画賞:『禁じられた歌声』(原題:Timbuktu)
ノンフィクション映画賞:『In Jackson Heights(原題)』
第一回作品賞:ネメシュ・ラースロー『サウルの息子』

via:The Playlist( http://blogs.indiewire.com/theplaylist/new-york-film-critics-circle-awards-2015-20151202

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