第73回ゴールデングローブ賞のノミネート作品が12月9日(現地時間)に発表された。ゴールデングローブ賞は、アメリカの映画・ドラマを対象にハリウッド外国人映画記者協会の投票により選定され、アカデミー賞の前哨戦としても毎年注目を集めている。
最多ノミネートは『キャロル』で、作品賞(ドラマ部門)・監督賞(トッド・ヘインズ)・主演女優賞(ドラマ部門/ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ)・作曲賞の4部門5ノミネート。
次いで4ノミネートが『レヴェナント:蘇えりし者』、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』、『スティーブ・ジョブズ』。『レヴェナント:蘇えりし者』は、作品賞(ドラマ部門)・監督賞(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)・主演男優賞(ドラマ部門/レオナルド・ディカプリオ)に加え、坂本龍一氏が作曲賞にノミネートされた。『マネー・ショート 華麗なる大逆転』は作品賞(ミュージカル・コメディ部門)・主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門/スティーブ・カレル、クリスチャン・ベイル)・脚本賞(マイケル・ルイス、アダム・マッケイ)の3部門4ノミネート。『スティーブ・ジョブズ』は主演男優賞(ドラマ部門/マイケル・ファスベンダー)・助演女優賞(ケイト・ウィンスレット)・脚本賞(アーロン・ソーキン)・作曲賞(ダニエル・ペンバートン)の4部門。
レニー・アブラハムソン監督の『Room』は、作品賞(ドラマ部門)・ 主演女優賞(ドラマ部門/ブリー・ラーソン)・脚本賞(エマ・ドナヒュー)の3部門にノミネート。エマ・ドナヒューの「部屋」を原作に、誘拐・監禁された部屋でやがて子供を身ごもり出産する少女と、外の世界を知らずに育てられる息子の物語を描く。本作はトロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞しており、ますますアカデミー賞ノミネートへ注目が集まる。
2016年4月に日本での公開が決定した『スポットライト(原題)』は、作品賞(ドラマ部門)・監督賞(トム・マッカーシー)・脚本賞(トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー)の3部門にノミネート。『スポットライト(原題)』は、2002年にアメリカの新聞「ボストン・グローブ」の記者たちが、カトリック教会のスキャンダルを明らかにしたことから始まる記者生命を懸けた闘いを描く、実在の物語の映画化。
リッキー・ジャーヴェイスが司会を務める授賞式は2016年1月10日(現地時間)に行われる。
映画部門のノミネート一覧はこちら
■ 作品賞(ドラマ部門)
『キャロル』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『レヴェナント:蘇えりし者』
『Room』
『スポットライト(原題)』
■ 作品賞(ミュージカル・コメディ部門)
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
『オデッセイ』
『Spy』
『Trainwreck』
『Joy』
■ 監督賞
トッド・ヘインズ『キャロル』
ジョージ・ミラー『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
トム・マッカーシー『スポットライト(原題)』
リドリー・スコット『オデッセイ』
アレハンドロ・G・イニャリトゥ『レヴェナント:蘇えりし者』
■ 主演男優賞(ドラマ部門)
レオナルド・ディカプリオ『レヴェナント:蘇えりし者』
マイケル・ファスベンダー『スティーブ・ジョブズ』
エディ・レッドメイン『リリーのすべて』
ウィル・スミス『Concussion』
ブライアン・クランストン『Trumbo』
■ 主演女優賞(ドラマ部門)
ケイト・ブランシェット『キャロル』
ブリー・ラーソン『Room』
ルーニー・マーラ『キャロル』
シアーシャ・ローナン『Brooklyn』
アリシア・ヴィカンダー『リリーのすべて』
■ 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)
スティーブ・カレル『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
アル・パチーノ『Dearダニー 君へのうた』
マット・デイモン『オデッセイ』
クリスチャン・ベイル『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
マーク・ラファロ『Infinitely Polar Bear』
■ 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)
エイミー・シューマー『Trainwreck』
リリー・トムリン『Grandma』
マギー・スミス『The Lady in the Van』
メリッサ・マッカーシー『Spy』
ジェニファー・ローレンス『Joy』
■ 助演男優賞
ポール・ダノ『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』
イドリス・エルバ『ビースト・オブ・ノー・ネーション』
マーク・ライランス『ブリッジ・オブ・スパイ』
マイケル・シャノン『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』
シルヴェスター・スタローン『クリード チャンプを継ぐ男』
■ 助演女優賞
ジェーン・フォンダ『Youth』
ジェニファー・ジェイソン・リー『ヘイトフル・エイト』
ヘレン・ミレン『Trumbo』
アリシア・ヴィカンダー『Ex Machina』
ケイト・ウィンスレット『スティーブ・ジョブズ』
■ 脚本賞
クエンティン・タランティーノ『ヘイトフル・エイト』
エマ・ドナヒュー『Room』
トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー『スポットライト(原題)』
マイケル・ルイス、アダム・マッケイ『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
アーロン・ソーキン『スティーブ・ジョブズ』
■ アニメ映画賞
『Anomalisa』
『アーロと少年』
『インサイド・ヘッド』
『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』
『映画 ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~』
■ 外国語映画賞
『The Brand New Testament(原題:Le tout nouveau testament)』
『The Club(原題:El Club)』
『The Fencer(原題:Miekkailija)』
『Mustang』
『サウルの息子(原題:Saul fia)』
■ 主題歌賞
“Love Me Like You Do”『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
“One Kind of Love”『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』
“See You Again”『ワイルド・スピード SKY MISSION』
“Simple Sound #3”『Youth』
“Writing’s on the Wall”『007 スペクター』
■ 作曲賞
カーター・バーウェル『キャロル』
アレクサンドル・デスプラ『リリーのすべて』
エンニオ・モリコーネ『ヘイトフル・エイト』
ダニエル・ペンバートン『スティーブ・ジョブズ』
坂本龍一『レヴェナント:蘇えりし者』
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