『テラフォーマーズ』篠田麻里子、昆虫のDNAを取り込む”変異シーン“に苦戦「想像力が本当に必要」

映画『テラフォーマーズ』完成直前イベントが10日、都内にて行われ、大迫空衣役の篠田麻里子、メガホンを取った三池崇史監督が出席。さらに原作の大ファンというお笑いコンビ・ハマカーンの浜谷健司、神田伸一郎の2人も駆けつけた。

テラフォーマーズ

累計発行部数1,400万部を突破し、熱狂的人気を誇る同名漫画を完全映画化。人口爆発を迎えた人類が選択した火星移住計画<テラフォーミング>遂行のため、コケとともに送り込んだ“ある生物”を駆除すべく、人類と最強最悪の敵との未来をかけた究極の戦いを描くSFアクション。

大人気漫画が原作なだけに「ワーナーまじか、大丈夫か?と思った(笑)」とオファーが来た際の胸中を語った三池監督だが、「ほぼ9割、CGの映画っていうのは日本にはなかったと思うし、本当にできるかなと思った。そんな時、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観て、“やるしかない”“突っ走るしかない”と思った」と刺激を受けた様子。また、原作の熱烈なファンであるハマカーンの2人が、ケイン・コスギ演じるゴッド・リーが大好きと伝えると、三池監督は「彼は原作通り最初にテラフォーマーと戦います!」と新情報を明かした。

昆虫のDNAを移植し、身体能力を爆発的に向上させる“変異シーン”が魅力のひとつだが、篠田は「想像力が本当に必要で、毎日不安でしたがキャスト同志でコミュニケーションを密に取って進めていきました」と撮影を振り返り、三池監督は「なにより一生懸命だし、真剣。客観的に自分のことを見ることもできるし、完成している俳優とやるより、未完な感じがとても楽しかった。すごくスーツ姿も似合っていたしね」と篠田を絶賛。

テラフォーマーズ

「完成前なら、僕たちにも何かお手伝いさせてください!」「テラフォーマーの役でも…」とアピールするハマカーンだが、伊藤英明らが対峙するテラフォーマーの登場に、「本物が出てきちゃったら勝てないですよ…」「テラフォーマーやらせろとか言ってすみませんでした」としぶしぶ引き下がり、笑いをとった。

最後に三池監督は「誰も観たことのない、日本映画になると思います。SFではないんですよ。ハイブリット化した人間と意思のない驚愕生物が戦う、割と乱暴な映画ではありますが、一人一人きちんと細かな設定があります。dTVオリジナル「テラフォーマーズ/新たなる希望」は原作でも映画でも描いていない火星に行くまでの物語。いわば0巻を映像として作っちゃおうという試みです。是非、感じたことのない興奮をお楽しみに」とアピールした。

映画『テラフォーマーズ』は4月29日(祝・金)より全国ロードショー

【CREDIT】
原作:「テラフォーマーズ」作:貴家悠/画:橘賢一(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:三池崇史

出演:伊藤英明/武井咲/山下智久/山田孝之/ケイン・コスギ/菊地凛子/加藤雅也/小池栄子/篠田麻里子/滝藤賢一/太田莉菜/福島リラ/小栗旬
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:www.terraformars-movie.jp

©貴家悠・橘賢一/集英社 ©2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会

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