通算19回のアカデミー賞ノミネートを誇るメリル・ストリープ主演の映画『幸せをつかむ歌』から、大女優の貫禄ある演技を捉えた本編映像が解禁され、併せてストリープが本作について語ったインタビューも公開された。
本作では夢を追うために家族を捨てたミュージシャンを演じたストリープ。自身の役どころについて「リラックスして演じられたわ。ありのままの飾らない女性だから、偽りなく演じられた」と語る。映像でメリルと迫真のやり取りをみせるリック・スプリングフィールドについては「リックはあらゆる瞬間に輝いている人よ。人としてパフォーマーとして、俳優としてもね。それはすばらしい資質よ」と称賛した。
ミュージシャン役ということもあり劇中ではエレキギターをかき鳴らすシーンもあるが、「ギターは初心者だったから習うのが楽しかったわ。弾き始めると全身でリズムを感じるから、演奏している最中は自分の音しか聞こえないのね」と語り、つづけて「失敗がバレたら怒られるけど、幸いほとんどのメンバーは自分の音しか聞こえてない。だから間違っても平気よ(笑)」とどこか余裕のある様子。
本作について「とても楽しい映画よ。人の内側からあふれ出るエネルギーが感じられる。リアルで複雑で突拍子もない感情を描いてるけど、それを笑い飛ばせる映画よ。革新的な映画ではないかもしれないけど、ロックの魂にあふれた誰もが楽しめる映画なの。」と、音楽を通じて家族の絆を再生する感動的なドラマの魅力を熱弁した。
映画『幸せをつかむ歌』は、3月5日(土)Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
【STORY】
歌を愛し、ミュージシャンになるために私たち家族を捨てた母親。数十年後 私は結婚したけど、旦那に捨てられ、またしても一人になった。自暴自棄に陥っていたそんな時、あの母親が帰ってきた。大っ嫌いな母親、大っ嫌いな彼女の歌声・・・だけど、私を孤独から救ってくれたのは、彼女の勇気と愛情と、魂の歌声だった―――
【CREDIT】
監督:ジョナサン・デミ
脚本:ディアブロ・コディ
出演:メリル・ストリープ/ケビン・クライン/メイミー・ガマー/リック・スプリングフィールド/セバスチャン・スタン
2015年
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式HP:http://www.shiawase-uta.jp/