映画『僕だけがいない街』初日舞台挨拶が19日、都内・新宿ピカデリーにて行われ、主演の藤原竜也をはじめ、有村架純、石田ゆり子、及川光博、鈴木梨央、中川翼、平川雄一朗監督ら豪華キャストが出席した。
三部けいの同名マンガを映画化した本作は、“リバイバル”という「時間が巻き戻る」不思議な現象に巻き込まれた主人公・悟が、現在(2006年)と過去(1988年)の2つの世界を行き来しながら、18年前の連続誘拐殺人事件の謎と真犯人に迫るミステリー。
当日の天候があいにくの雨だったことに、キャスト陣から「雨男」と呼ばれていた藤原は「まず架純ちゃんとの撮影が雨で、3日間くらい待ってましたね。『こんな楽していいのかな』と思っていましたが、後半になるにつれ、撮影スケジュールがいっぱいいっぱいでした。石田さんとの撮影も、東京に台風上陸の日に撮らせてもらいましたね」と撮影を振り返り、及川も「実は私も雨男で、コンサートツアーほとんど雨」と笑いをとった。
幼少期の悟たちの担任教師を演じた及川は、中川と鈴木との共演に「同じ同業者として、もしくはライバルとして臨みました。翼とはお芝居の話や『見た目は子供、中身は大人。コナンか!』なんて話したりしてました。本当に粘り強かった。監督の丁寧かつしつこい演出は勉強になったよね?」と明かし、中川も「勉強になりました」とにっこり。また「鈴木“先輩”の将来設計の話とか聞いたりして、これからも付いて行きます」と称賛すると、鈴木は「先輩じゃないです!」と笑顔を浮かべていた。
一方、キャスト陣のマル秘エピソードを聞かれた有村は「ある取材の時に、竜也さんが似顔絵を描いてくださった。それがあまりにも独特で、一本の線で書いてました(笑)」と暴露。
イベントでは、漫画家志望の悟を演じる藤原が白紙状態のポスターに直筆で絵を描く演出が。わずか1分ほどで書き上げた藤原画伯は「これ事故です!」と自信なさげ。有村は「あの時見た絵と同じですね。リバイバルですね」と感想を述べ、及川は「想像以上にダメでした」ときっぱり。中川「うまいです…僕には描けません」、鈴木「うまいと思います」と気を使ったコメントに、会場から笑いが起こっていた。
映画 『僕だけがいない街』 は全国公開中
【CREDIT】
原作:「僕だけがいない街」三部けい(KADOKAWA/角川コミックス・エース)
監督:平川雄一朗
出演:藤原竜也/有村架純/及川光博/杉本哲太/石田ゆり子 ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:bokumachi-movie.com
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