『仮面ライダー1号』 藤岡弘、ネオサイクロン号を愛おしく撫でる「未来永劫、仮面ライダーを引き継いでほしい」

仮面ライダー45周年記念超大作としてスクリーンに甦る『仮面ライダー1号』大ヒット御礼イベントが3日、都内・T・ジョイPRINCE品川(いちょう坂)にて行われた。1971年の4月3日に「仮面ライダー」の放送がスタートした記念すべきこの日、主演の藤岡弘、と西銘駿、山本涼介が出席した。

仮面ライダー1号

今から45年前に誕生し、世界各地で悪と戦い続けていた最初の仮面ライダー・本郷猛が、偉人や英雄の力を借りて変身する仮面ライダーゴースト・天空寺タケルをはじめ、その仲間たちと日本の最大の危機に立ち向かうストーリー。

仮面ライダー1号

本郷猛の愛車ネオサイクロン号に乗って登場した藤岡。「今日は仮面ライダー1号の誕生日、45年前のこの日から本郷猛の戦いが始まった。感慨深いものがあります」とあいさつし、ネオサイクロン号に乗った感想を「当時スーツを着て乗った初期の頃は、軽くて自由に操れた思い出がある。(ネオサイクロン号)これはもうズシンとくる。1800ccで重量も400kg以上、パワーアップしていて進化を感じる。歴史の重みを感じますね」と明かした。

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本作の撮影で初めてネオサイクロン号に乗った時のエピソードを語る藤岡は「バイクに乗ってスイッチを押して、ブオンという音と同時に血が一気に騒ぐ、ライダー魂の火がつきますね。45年前に一瞬で戻るというか、戦闘モードになる感覚を体がしっかり覚えている。当時の思い出が蘇ります」としみじみ振り返っていた。

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当時CG技術もなく、生身のスタントで撮影に挑んだ藤岡は「猪突猛進でとにかく命がけで、全力でやらなきゃいけない。不安と恐怖を乗り越えるために、やたらと自分の体をよくいじめてました」と語る。「アクションやる前、バイクに乗る前に腕立てを何十回も一気にやった。筋肉を一回オンにして神経を立てて恐怖心を少しでも和らげてました。今思い出すと、あの不安の中よくやったなと思いましたね。勇気を振り絞って、まさに本郷猛そのものになりきった。彼達もきっと同じような気持ちでやっている、頑張ってくれよ」と西銘と山本にエールを送った。

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1971年の4月3日に「仮面ライダー」の放送がスタートした記念すべきこの日を迎えて、西銘は「本当に長い45年の時を経て、藤岡弘、さんの映画に仮面ライダーゴースト・天空寺タケルとして出させていただいた。本当に素晴らしいことだと思います」とコメント。山本も「いろんな世代に愛されている作品。こんなに長く続いたのは、仮面ライダー初代の藤岡さんあってのこと。たくさんのライダーに一つ一つ新鮮さがあってキャラクターが全然違う。45年間ネタを作り続けた制作側もすごいなと思います」と明かした。

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ちょうど45周年の日を迎えて、藤岡は「石ノ森章太郎さんをはじめ、携わった方々の熱い熱気。当時は不自由だらけの中、順風満帆でもなく、試行錯誤しながら、ある意味実験的なものでした。スタッフも俳優も暗中模索の中、必死に全力で走り回っていた。多くのライダー達の歴史を感じますね」と当時を振り返り、「日本の誇り、仮面ライダーは45年の大河、素晴らしき日本の結集だと思いますね。日本の子供達への大きな贈り物。これからも未来永劫、仮面ライダーを支えながら引き継いでいってほしい。国境も民族も超えて、仮面ライダーを忘れることのないヒーローとして記憶してほしい」と熱い想いをぶつけた。

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最後に藤岡は、45年前の自分に「俺はまだ戦い続けている。45年とにかく戦い続けて、人生を背負っている。今も新たなことに挑戦し続けている、その気持ちは今も変わっていない。男のロマンだよ」とメッセージを贈り、ネオサイクロン号を愛おしく撫でてイベントに幕を閉じた。

映画 『仮面ライダー1号』 は大ヒット公開中

【CREDIT】
原作:石ノ森章太郎  企画:藤岡 弘、
監督:金田 治  脚本:井上敏樹
出演:藤岡弘、/西銘駿/岡本夏美/阿部力/長澤奈央/武田幸三/大沢ひかる/山本涼介/柳喬之/竹中直人/大杉漣
公式サイト:http://www.superhero-movie.com/

©「仮面ライダー1号」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

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