仮面ライダー45周年記念超大作としてスクリーンに甦る『仮面ライダー1号』大ヒット御礼舞台挨拶が3日、都内・T・ジョイPRINCE品川にて行われた。1971年の4月3日に「仮面ライダー」の放送がスタートした45周年の記念日に、主演の藤岡弘、と西銘駿、山本涼介が出席した。
初代仮面ライダーの第1話が放送された45年前と同じ日にあたるこの日。「ご覧になっていかがでしたか」とファンに問いかける藤岡に、「最高です!」「ありがとう!」と大きな拍手と共に大歓声が起こった。藤岡は「45年戦い続けてきた本郷猛の姿を見ていただけて、本当に嬉しく思います」と喜びを明かした。
仮面ライダーゴースト・天空寺タケル役の西銘は、大ヒットの反響に「(周りから)とにかく素晴らしかったと言ってくださった。特に藤岡さんがかっこよかったと、両親から藤岡さんみたいな覇気のある変身だったり、ライダー魂をもっと持てと説教されました。『仮面ライダーゴースト』最終話までに、藤岡さんに近づけるよう頑張りたいと思いました」とコメント。「でも初代仮面ライダーと今の仮面ライダーが共闘することができて、両親も本当に喜んでくれた。勉強になる部分がたくさんあったので、このご縁はすごく嬉しいですね」と笑顔を浮かべた。仮面ライダースペクター役の山本は「ド派手なアクションだけでなく、心に響く強いメッセージがある。小さい子たちだけじゃなく、いろんな世代の方に楽しんでもらえる作品になった」と本作をアピールした。
また、藤岡は「本郷猛はヒーローでもあるけど、永遠に人間に戻れない悲しみを背負いながらも前に進んでいく。これは頑張ってきたお父さんお母さんもそうです。いろんな壁にぶつかって耐えながら、泣きながら、嗚咽しながらも家族を想い前に進んでいるわけですよね。同じなんです、そういうところも映画で観ていただけたら」と力強く語った。
舞台挨拶では、西銘が「勇気をもらってほしい」と映画をアピールすると「いいこと言うね!そこなんだよね」と“ライダー愛”を刺激された藤岡。「どんなにボロボロになっても諦めないで、勇気を持って突き進んでほしい。これが僕の切なるメッセージなんです。私は後遺症でかなりダメージを受けています。やはりスタントマンなしの時代ですから、捻挫・うちみ・熱傷・打撲・骨折…恥ずかしながら裸になるとサイボーグのようです。でもそれが自分の中では宿命、当たり前だと思ってる。諦めない気持ちを仮面ライダーから学んだ、僕の生きがいなんです。そういう勇気をもらってほしい」と熱弁を繰り広げた。
今から45年前に誕生し、世界各地で悪と戦い続けていた最初の仮面ライダー・本郷猛が、偉人や英雄の力を借りて変身する仮面ライダーゴースト・天空寺タケルをはじめ、その仲間たちと日本の最大の危機に立ち向かうストーリー。
映画 『仮面ライダー1号』 は大ヒット公開中
【CREDIT】
原作:石ノ森章太郎 企画:藤岡 弘、
監督:金田 治 脚本:井上敏樹
出演:藤岡弘、/西銘駿/岡本夏美/阿部力/長澤奈央/武田幸三/大沢ひかる/山本涼介/柳喬之/竹中直人/大杉漣
公式サイト:http://www.superhero-movie.com/
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