ディズニー・アニメーション最新作『ズートピア』ジャパンプレミアが14日、都内・EX THEATER ROPPONGIにて行われた。この日、日本語吹き替えを務める上戸彩、サバンナ・高橋茂雄に加え、主題歌「トライ・エブリシング」を金管五重奏の楽団・ズーラシアンブラスと共に生披露したDream Amiが出席した。
日本公開に先駆け、アメリカで公開されたばかりの本作は『アナと雪の女王』『ベイマックス』を超え、ディズニー・アニメーション史上No.1オープニング記録を達成。物語は、動物たちがハイテクな文明社会で暮らす世界“ズートピア”を舞台に、ウサギのジュディ・ホップスが決められた人生に抗い、「警察官になりたい」という夢を叶えるため奮闘するファンタジー・アドベンチャー。
立派な警察官を夢みるヒロイン・ジュディの吹き替えを担当した上戸は「毎日が大変でした。私はアフレコに8日間かかりましたね。何回かこういうお仕事をさせていただいていたので、台本見た時『3日間くらいで終わるんじゃないか』と思っていたんです」と撮影を振り返り、「現場に行ったらコテンパンにやられました」と苦笑い。「あまりの進み具合に『これは公開できないぞ』と思ったくらい。でも最後の方はだんだんと波に乗ったような感じで撮り終わったんですが、最初の方はダメ出しばかりで」と苦戦した様子。だが「画を何度観ても飽きなかった。夢で溢れていてジュディは可愛いし、スタジオに行くのがとっても楽しかったです」と笑顔を見せた。
また、本作の持つメッセージ性に「私は夢を信じる力をもらいました。最近の子たちは夢を持つことさえ諦めていたり、夢に対して目標を持っていなかったりするイメージがある。この映画を観て『頑張ることを見つけたい、夢を持ちたい』と思ってもらえたら嬉しいですね。夢を持っている人たちには背中を押してくれる、明るい気持ちになってくれたら」と明かした。
一方、ズートピア警察署の受付員・クロウハウザーを演じた高橋は「むちゃくちゃ面白くて度肝抜かれました!でもアフレコではこっから(首元)全然ドーナツが見つからなくて、そのシーンだけで3時間くらいかかりました(笑)見つかった時歓喜しましたもん。『ベンジャミン・クロウハウザー』って名乗るだけでも苦労しました、高橋茂雄でやってきたから」とアフレコを振り返り、笑いを誘った。
イベントでは、指揮者オカピ率いる金管五重奏の楽団・ズーラシアンブラスと共に、Dream Amiが主題歌「トライ・エヴリシング」を生披露し、会場を沸かせた。Amiは「この曲で『ズートピア』をキラキラ輝かせられるきっかけになれたらいいなと思いながら歌わせていただきました。いろんなキャンペーンで歌わせていただいたんですが、“映画を観終わった後に”っていうのは初めてだったのでめっちゃ緊張しました!」とにっこり。「夢を持ってズートピアに向かうヒロインのジュディを励ます曲。その背中を押すとともに、映画を観てくださった方の心の中に響いて、何かを後押しできたら」と主題歌に込めた想いを明かした。
最後に上戸は「お子様向けの映画に思われがちですが、メッセージ性の深い内容になっているので、皆さんの胸に刺さるはず。ぜひ観てもらいたいです」とアピールした。
映画 『ズートピア』 は4月23日(土)より全国ロードショー
【CREDIT】
製作総指揮:ジョン・ラセター 製作:クラーク・スペンサー
監督:バイロン・ハワード『塔の上のラプンツェル』/リッチ・ムーア『シュガー・ラッシュ』
公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/zootopia.html
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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