東野圭吾の大ヒット同名小説を阿部寛主演で映画化した『疾風ロンド』が11月26日より全国公開される。この度、新たなキャストに大倉忠義、大島優子ら豪華キャストが出演することが明らかになった。
東野圭吾の100万部突破の大人気小説を「あまちゃん」の演出家・吉田照幸が映画化する本作は、日本最大級のスキー場を舞台に、大学の研究所施設から盗まれた違法生物兵器ワクチン「K-55」を追う、スキー下手で頼りない中年研究員の奮闘を描くサスペンス・エンターテインメント。
阿部扮する20 年以上前に流行ったであろう古臭いウェアに身を包むスキー下手の中年研究員・栗林和幸とともに、ワクチンを捜す手助けをするパトロール隊員・根津昇平を大倉が、現場に居合わせたオリンピックを目指すスノーボードクロス選手・瀬利千晶を大島が演じる。
正義感の強い真っ直ぐな男を演じる大倉は、初めて挑戦するスノーモービルを巧みに操ったり、スキーで颯爽と滑走するなど、高い運動センスを発揮している。「スノーモービルの運転は初めてだったのですが、坂道とかは限界までスピードを出して挑戦しました」とコメントし、阿部との初共演に「映像で僕が一方的に見ていた方なので、一緒に共演できて不思議な感じがしましたし、すごく有難いことだと思いました。撮影現場での立ち振る舞いだったり、ストイックさだったり、自分も見習わなければいけない部分がたくさんありました」と刺激を受けた様子。
9歳から始めたスノーボードの腕前を存分に披露し、雪上のアクションにも挑んでいる大島は、オリンピック候補になる実力がありながら、競技を続けるか否かで葛藤しているという難しい役柄を見事に演じ切っている。「この作品のために、私は 9 歳からスノーボードをやっていたのだと思って、満を持してこの作品に登場させて頂きました」と自信をのぞかせ、大倉との初共演を「関ジャニ∞のメンバーのお1人だということは分かっているんですけれど、いい意味で期待を裏切るとてもチャーミングな方でした。いつもニコニコしていたり、ボーっとしていたり、ハイテンションだったり」と印象を明かした。
一方、両者と初共演となる阿部は「大倉君は飄々としているというか、本当にかっこいい。それでいてなんか掴みどころのないお芝居をするし、不思議な面白さがあります。彼と一緒の空間でどんな映像を生み出せているのか、凄く楽しみです」と期待を込め、「大島さんはもうとにかく本当に元気でアクティブですね。これが AKB48 でセンターを張ってきた人のパワーなんだなと思いました。その元気さで、スノボのシーンもほとんど吹替無く素晴らしいお芝居をしてくれたと思います」と称賛した。
さらに、ムロツヨシや堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明といった実力派キャストたちが勢揃いすることも明らかに。特徴あるそれぞれのキャラクターを魅力的に演じており、個性溢れる演技が絶妙に絡み合った集団劇に期待が集まる。
映画 『疾風ロンド』 は11月26日より全国公開
【CREDIT】
原作:「疾風ロンド」東野圭吾(実業之日本社)
監督:吉田照幸
出演:阿部寛、大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明
©2016「疾風ロンド」製作委員会 ©東野圭吾/実業之日本社