映画『サブイボマスク』プレミア上映会が17日、都内・新宿バルト9にて行われた。この日、主演のファンキー加藤をはじめ、平愛梨、温水洋一、いとうあさこ、小林龍二(DISH//)、泉谷しげる、門馬直人監督ら豪華キャストが出席した。
本作は、消滅寸前のド田舎を舞台に「ウザイ・サムイ・空気ヨメナイ」と三拍子揃った熱血バカ・甚平春雄が、謎のシンガー・サブイボマスクとして“町おこし”ならぬ“人おこし”を行うハートフルコメディ。
大歓声で迎えられたファンキー加藤は、初主演映画に「ほんとに難しいことだらけで、台本とにらめっこしながら演じました。点数は測ることができないんですが、自分の100%を出し切れたので、後悔はないです!」と自信を見せた。そんな加藤に門馬監督は「初めてとは思えないような演技をしてくださって、後半になるほどにすごい力を見せてくれるので、期待していてください」と太鼓判を押した。
また、熱血バカという役どころについて加藤は「自分と似通ってる部分はあると思うんですが、春雄ことサブイボマスクは僕の1.5倍くらい熱く情熱的な男なんです。演じながら『こう言う男憧れるな〜』と、理想像のような男だったので、そういう役をやらせてもらって光栄に思ってます」とコメントした。
一方、勝気なキャラクターを熱演した平は「普段の私とは真逆の性格だったので、加藤さんに『バカだ!』とか暴言を吐くんですが、それがとっても快感でした」とにっこり。町長役の泉谷は「俺が町長なわけねぇだろ!俺は違う役をやりたかったよ!」とキレ癖を披露し、「この映画は面白いと思う。でもタイトルが気に入らない、なにこれ『サブイボマスク』って!俺は映画を観て出演するかどうか決めるから」と興奮しきり。泉谷の暴走を抑えようと、加藤やいとうあさこが「ややこしいよ!」「ここ出演者が並んでるから(笑)」とツッコミ、笑いをとった。
劇中で8種類のカツラ姿を披露している温水は「普段はカツラなんてかぶらない(笑)でもあんなにたくさんのカツラを被ったのは初めてですね。観て楽しんでいただければ」と笑顔。シングルマザー役のいとうあさこは「最初いただいた台本では、設定が30歳。私もう45なんですが、監督に実際お会いして迷ったんでしょうね、完成した台本にはちょっと上がって35歳になってた」とエピソードを披露し、「とにかく劇中ずっとガムを噛んでたので、普段よりは口がいい匂いだったと思います」と笑いを誘った。
イベントでは、和気あいあいとトークが繰り広げられる中、ファンキー加藤扮するサブイボマスクが挿入歌を熱唱するライブシーンについて話題が。ボーッとして聞いてなかった様子の平から「加藤さんからいただいたCDですか?DVDですか!?」とトークに脈絡のない返答を受け、加藤は「そうじゃない(笑)確かに撮影中プレゼントしましたけど、サブイボマスクが歌うシーン見てたじゃん!」と紳士にフォロー。思い出したように平は「すごいガッツがあって、加藤さんの歌声にはものすごい説得力があるなと!皆さんもそうですよね!?」と観客から拍手が起こり、「ほんとにサブイボ立ちました!」と満面の笑みを浮かべていた。
最後のフォトセッションでは、観客による写真撮影が特別に許可され、大歓声の中イベントは幕を閉じた。
映画『サブイボマスク』は6月11日より全国公開
【CREDIT】
監督:門馬直人
出演:ファンキー加藤、小池徹平、平愛梨、温水洋一、小林龍二(DISH//)、泉谷しげる
配給:東映 公式サイト:sabuibomask.com
©サブイボマスク製作委員会