『TOO YOUNG TO DIE!』宮藤官九郎、 長瀬智也×神木隆之介の演技に太鼓判「ストレートに顔芸が面白い」

長瀬智也×神木隆之介共演の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』が6月25日より全国公開される。この度、都内・Apple Store,Ginzaにて29日、イベント「Meet the Filmmaker」が行われ、監督の宮藤官九郎、「地獄」の美術を手がけた桑島十和子、「現世」の美術を担当した小泉博康が出席した。

TOO YOUNG TO DIE!

本作は、宮藤官九郎が豪華キャストで贈る世界初“超地獄級”コメディ。まだキスもしたことがない、不慮の事故でホンモノの地獄に落ちた17歳の高校生・大助を、地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)を率いる“赤鬼”キラーKの鬼特訓が襲う!生き返りを賭けた大助の地獄めぐりを描く。

TOO YOUNG TO DIE!

第一線で活躍する映画作家の生の声が聞ける本イベント。地獄を舞台にした意図を聞かれた宮藤は「何しろプロモーション期間が長いので、どれが本当の理由かわからなくなってしまった(笑)」と笑いを取り、「多分ホントなのは、高校生の男の子が地獄に何回も落ちてくる。そこに地獄の鬼になった長瀬くんがいて、『お前は地獄に落ちた』っていう歌を何回も歌うシチュエーションが思い浮かんだんです。こっから発想を広げていった」とコメント。

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また、長瀬と神木のキャスティングについては「長瀬くんがやるってことが大前提だった。(地獄に落ちてくる高校生)大助に関しては地獄を全く理解してない設定で、そうイメージしたら、ヘラヘラしてる感じが上手い神木くんがいいかなと」と明かした。「長瀬くんの面白さを引き出すことを考えての赤鬼、ストレートに顔芸が面白いので」と話し、「2人は思っていた以上でした。長瀬くんの表現力というか、長瀬くんと仕事をしすぎてかっこいいのを忘れてました(笑)。あのツノも込みのフォルムがあんな似合う人はいないなと思いましたね。神木くんにはのびのびとやってもらった。いつも元気でいてくれたので、特に言うことはなかったですね」と2人の演技を絶賛した。

TOO YOUNG TO DIE!
TOO YOUNG TO DIE!

本作で、「地獄」の美術を担当した桑島と、「現世」の美術を手がけ、黄色い鬼としても出演した小泉。美術を2人に分けた経緯を、宮藤は「絶対2人の違いの良さがスクリーンに出るって確信してました。結果、全然別モノになりましたね。大人がやってる文化祭みたいで楽しかったです!」とコメント。桑島は「どう見ても『小泉さんの方が地獄で、私が現世じゃない!?』と最初にお話しいただいた時に思いました(笑)。バカみたいなモノとか、地獄には決まりがないので、自由にできましたね」と笑顔。

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「演劇的な手法を取り入れたかった」という宮藤は「演劇ってお客さんの想像力に頼るというか、それを映画で観せたかった。僕は元々演劇からスタートしてて、『なんで演劇得意なはずなのにやってこなかったんだろう』と思った。映画は映画らしくしなきゃいけないって縛られていたんじゃないかなと思い、それを取っ払おうと思ってやりました」と語った。

TOO YOUNG TO DIE!

最後に観客から質問を設けるコーナーなども行われ、フォトセッション時には一緒に写真撮影をするなど、大盛り上がりのイベントとなった。

映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』は6月25日(土)より全国公開

【CREDIT】
監督・脚本:宮藤官九郎
出演:長瀬智也/神木隆之介/尾野真千子/森川葵/桐谷健太/清野菜名 他
公式サイト:TooYoungToDie.jp

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