映画『ペット』吹替版完成報告会見が12日、ザ・ペニンシュラ東京にて行われ、バナナマンの設楽統と日村勇紀、佐藤栞里、永作博美、宮野真守、梶裕貴、家入レオが出席した。
『ミニオンズ』のイルミネーション・スタジオ×ユニバーサル・スタジオが再タッグを組んだ本作は、飼い主が仕事や学校に出かけたとき、家を留守にしているとき、ペットたちは一体どんなことをしているのか?誰しもが一度は考えたことのある、ペットたちの裏側の日常をユーモア&キュートに描く。
ケイティと一緒に暮らしている愛犬、マックス役の設楽は「アフレコは別々にとったのですが、日村さんとは普段から一緒にいるので、こんな感じでくるかなと思って声をあてて、それが実際うまくいっていたのでコンビをやっている強みが出たと思います。周りの皆さんがいいなと思ってくれるのが一番ですが、自分たちもやりやすかったですね」と日村とのアフレコに手応え。マックスと一緒に暮らすこととなった大型犬、デューク役の日村も「23,4年コンビやってますからね!」と胸を張っていた。
続けて、永作との共演に日村は「永作さんは最初クロエ役が“ナイショ”となっていて隠されていたのですが、誰だろうな?と思ってたら永作さんだったので『キター!』って思いました!」と喜び。姉御的な猫、クロエ役の永作も「すごいプレッシャーですが、やらせて頂きました(笑)。バナナマンさんとはなかなかお会いできそうでできなかったのですが、今日初めてお会いすることができました」と初対面に笑顔を浮かべた。
マックスとデュークの飼い主、ケイティ役の佐藤は、声優初挑戦に「不安と緊張がありましたが、私がアフレコする時は既にバナナマンのお2人の声が入っていたので感情を込めやすかったです。設楽さんも日村さんもすごく可愛かった(笑)。声優をするのが夢だったので、一目惚れした『ペット』が初めての作品になったことは本当に嬉しかったです」と笑顔を見せた。
豆粒サイズの脳みそしかないモルモット、ノーマン役の梶は「オリジナルも声にエフェクトがかかっていたので、僕も声が変わっているのですが、その中でもおっとりしていて忘れっぽいノーマンの特徴を残せるよう意識して演じました」とコメント。
ノーマンを食べたい気持ちを抑えるのに必死なタカ、タイベリアス役の宮野は「今回年寄りのタカの役だったのでチャレンジだったのですが、いかがでしたでしょうか?」と不安をのぞかせると、設楽は「その声をずっと継続してできるのがプロの技ですよね」と絶賛。「ここまでチャレンジしたの初めてだったので、完成するまでドキドキしましたが、役の幅を広げることができたと思います」と充実感たっぷりに答えた。
本作のイメージソング「Brand New Tomorrow」を歌う家入は「吹替版を観させていただいて、本当に笑いあり涙ありの内容になっています。私も実家で犬を飼っていますが飼い主とペットの絆というのは、世代問わず男女問わず楽しめる内容になっていると思うので、沢山の方に観てもらいたいです」とアピールした。
会見では、飼い主がいない間のペットたちの知られざる姿という本作のテーマにちなみ、キャスト陣へ「1人の時にだけ見せる自分しか知らない姿は?」という質問が。中でも梶は「僕は実家で犬を飼っていて、その子の肉球の臭いを嗅ぐのがすごい好きです。ソラマメみたいな臭いなんですよね」と明かすと、佐藤も「分かります!焼いたソラマメみたいな臭いですよね?」と共感。一方、宮野は「昔は1人で家で遊ぶのが好きだったのですが、ヤドカリを飼っていて、入口に息を吹きかけてヤドカリが出てくるのを楽しんでいました。最終的に取れないくらいの勢いで下唇をハサミで挟まれて、僕はヤドカリと一生生きてくんだと思いました(笑)」と笑いをとった。
また、「もしも自分がペットなら、
会見の最後に日村は「僕は謎かけを考えてきたんです」と話し、「映画『ペット』とかけまして、『家の内見を細かく見たい人』と解く」「その心は?」(設楽)「何度も観たくなるでしょう!」と自信たっぷりに答えるも、設楽が「へたくそだな!」とツッコミ、会見は笑いの渦に包まれたまま幕を閉じた。
映画『ペット』は8月11日より全国公開
【CREDIT】
製作:クリス・メレダンドリ/ジャネット・ヒーリー
監督:クリス・ルノー/ヤロー・チェイニー
脚本:ブライアン・リンチ/シンコ・ポール/ケン・ドーリオ
配給:東宝東和 公式HP:http://pet-movie.jp/
© Universal Studios.