妻夫木聡×満島ひかり 『愚行録』が2017年公開、ベネチア国際映画祭で正式上映決定

妻夫木聡×満島ひかり出演、貫井徳郎の同名小説を映画化した『愚行録』が2017年に全国公開される。この度、本作が第73回ベネチア国際映画祭 オリゾンティ・コンペティション部門に正式上映出品されることが決定した。

「慟哭」「乱反射」「後悔と真実の色」などで知られる作家・貫井徳郎の傑作ミステリー「愚行録」を、オフィス北野企画・制作で映画化した本作は、人間関係における秘められた羨望、嫉妬や駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の【愚行】が複雑に絡み合う群像劇。

愚行録

一家惨殺事件の真相を追う週刊誌記者・田中を妻夫木聡が演じるほか、田中の妹・光子役に満島ひかり、共演に小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満ら豪華キャストが名を連ねる。監督を、ロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学で演出を学び、本作で長編映画監督デビューとなる石川慶が務める。

原作者の貫井徳郎は「試写を観たとき、これは世界で勝負できる作品だろうと直感しました。だから今回のベネチア国際映画祭への出品は、まったく驚きではありませんでした。世界でどのように評価されるのか、今はただただ楽しみです」とコメントを寄せ、長編映画デビュー作が選出された石川監督は「いろいろな人に支えられながら、必死で撮りあげた『愚行録』が、憧れのベネチア国際映画際に選出され、その舞台で長編監督としてのスタートを切れる自分は、ほんとうに幸せ者だと思うと同時に、背筋が伸びる思いでいます」と喜び。「支えてくれた素晴らしいキャスト、スタッフに感謝しかありません。そして、願わくば皆の思いがベネチアの観客に届きますように」と真摯に語った。

プロデューサーの加倉井誠人は「『愚行録』がその質の高さを評価されまして、先ずは海外の地で披露される事を光栄に思っております。この冒険心あふれるミステリー作品が新たなる力を蓄えまして、しっかりと日本のお客様にお届けできればと願っております」と期待を込めた。

映画『愚行録』は2017年全国公開

【CREDIT】
原作:『愚行録』貫井徳郎 脚本:向井康介
監督:石川慶
出演:妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満 他
配給:ワーナー・ブラザース映画/オフィス北野
公式サイト:gukoroku.jp

©2017「愚行録」製作委員会

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