『私をくいとめて』脳内相談役“A”は中村倫也、のん「とっても良い声でした!」

映画『私をくいとめて』公開記念舞台挨拶が19日、都内・テアトル新宿にて行われ、のん、林遣都、臼田あさ美、若林拓也、片桐はいり、橋本愛、大九明子監督が登壇。脳内相談役・Aを演じた中村倫也が声の参加をした。

私をくいとめて

高校在学中の2001年「インストール」で第38回文藝賞を受賞しデビュー後、芥川賞、大江健三郎賞など数々の賞を受賞してきた綿矢りさ原作の小説「私をくいとめて」。『勝手にふるえてろ』などで知られる大九明子監督が映画化。おひとりさまヒロイン・みつ子役にのん、みつ子が恋する腹ペコな年下男子・多田くん役に林遣都、結婚しイタリアで暮らすみつ子の親友=皐月役に、のんとは朝ドラ以来の共演となる橋本愛が扮する。共演に臼田あさ美、片桐はいり、若林拓也らが名を連ねる。

私をくいとめて

快適なおひとりさまライフに慣れすぎて、脳内に優秀(?)な相談役“A”が誕生した主人公のみつ子を演じたのん。脳内相談役・Aの声を中村倫也が演じており、SNSを中心に公開初日から話題に。のんは「事前に“A”の声を収録していただいていて、それを流していただきながら、掛け合いの演技ではありました。“A”と音声さんと3人芝居をしているようでした」と撮影を振り返る。現場では、「待ち時間にみんなで話している時に“A”の声を出してくれたりして、楽しく撮影は進んでおりました!とっても良い声でした!」とムードメーカーだったようだ。

私をくいとめて

大九組初参加となった林は、想像していなかった演出が飛び交う現場だったと話し「撮影が終わりアフレコに入る際に『歌を覚えてきてほしい』と言われたり、現場でも急に『“ザッパーン”って言って』と…(笑)全部がどういうものになるんだろうと、ワクワクがあり何の疑いもなくやらせていただきました!」と笑みをこぼした。

私をくいとめて

MCから「もし“A”がいたら、どんな悩みを相談をしたいですか?」と聞かれたのんは「すごく話し下手なんですが、初めて会った方とでも『えっ!?今日会ったんだよね!?』ってくらい一瞬で仲良くなれるにはどうしたらいいかな…」とこぼす。すると、脳内相談役・Aを演じた中村倫也が「あたなの悩みに、私がスッキリ回答いたします。もうすでに答えは出ているんじゃないですか?ゆっくりと下手を見てください。次に上手を見てください。ね?わかりましたね?」と声の参加で会場を沸かせる。

私をくいとめて

完成した作品を観て、中村は「とっても楽しく拝見させていただきました。女性だけじゃないんですかね、男である僕も『ああ、こういう時あるな』と。僕自身の中にも脳内相談役・Aはいるなと思いながら、寄り添う気持ちで観させていただきました」とコメント。“A”の外見については、「ちょっとね…違う“ともや”(前野朋哉)がいたぞと。おや?むっちり白肌の“ともや”(前野朋哉)がいたぞと。非常に笑わせていただきました!みなさんも意外だったんじゃないでしょうか」と笑いをさらった。

私をくいとめて

最後に大九監督は「“A”もようやく解禁となり、やっとのびのびと中村倫也の素晴らしさをみんなに吹聴していただけることをホッとしております。“Wともや”ということで、海に登場する朋哉も大好きですし、脳内の倫也も等しく大好きです(笑)まだまだウイルスというものに振り回されて苦々しい思いですが、せめて映画館に足を運んでいただいた際には、ゆっくりほっこり、良い気持ちで楽しんでいただく2時間であると良いなと思います」と挨拶し、イベントを締めくくった。

映画『私をくいとめて』は大ヒット公開中

(C)2020『私をくいとめて』製作委員会

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作品情報

私をくいとめて

私をくいとめて

3.8
2020/12/18(金) 公開
出演
のん/林遣都/臼田あさ美/若林拓也/片桐はいり/橋本愛 ほか
監督
大九明子