ローランド・エメリッヒ最新作、 60年代に実在したゲイバーの史実を描く『ストーンウォール』予告

インデペンデンス・デイ:リサージェンス』 のローランド・エメリッヒ監督が史実を基に描き、昨年トロント国際映画祭にて話題をさらった『tonewall(原題)』が、『ストーンウォール』の邦題で12月24日に公開されることが決定。この度、日本版予告編とティザービジュアルが解禁となった。

ストーンウォール

本作は、1969年に起きた実際の事件「ストーンウォールの反乱」を基に描いた人間ドラマ。当時「精神病」とされ忌み嫌われていた同性愛者たちの憩いの場、N.Y.グリニッジ・ビレッジにあるゲイバー「ストーンウォール・イン」を舞台に、社会的に認められないことに傷付きながら、時代に背きながらも必死で自分の居場所を探そうとひたむきに生きる青年たちの心情を描く。

監督を『GODZILLA』『インデペンデンス・デイ』シリーズのローランド・エメリッヒが務め、自身もゲイをカミングアウトしている彼が「ホームレスの40%がセクシュアル・マイノリティの若者である」という統計に衝撃を受け、製作に興味を持ったという。エメリッヒ監督は「自分自身がゲイだから、すべての疑問に自分が答えられると思った」と語っている。主人公の青年ダニーを『戦火の馬』『17歳のエンディングノート』のジェレミー・アーヴァインが演じ、美貌を武器に体を売り、身寄りのない男娼のキッズたちをとりまとめるギャングのリーダー・レイを新星ジョニー・ボーシャンが演じる。他ダニーが憧れ惹かれていくハンサムで聡明な活動家トレバーを『ベルベット・ゴールドマイン』『マッチポイント』のジョナサン・リ ース・マイヤーズ、ゲイバーの経営者でギャングのエドを『ヘルボーイ』『ムーン・ウォーカーズ』 のロン・パールマンがそれぞれ演じる。

事件の舞台となったゲイバー「ストーンウォール・イン」は、オバマ大統領により今年の6月に国定文化遺産保護地域に指定されたばかり。LGBTプライド月間での演説でオバマ大統領は「自由と平等の理想を持続する現実に変えるために、レズビアンとゲイとバイセクシュアルとトランスジェンダーのアメリカ国民およびその同盟者たちはストーンウォールの客たちから米軍の兵士たちまで、その歴史の次の偉大な章を懸命に書き続けてきた」と発言している。

映画『ストーンウォール』は12月24日より新宿シネマカリテ他全国公開

【CREDIT】
監督・製作:ローランド・エメリッヒ
出演:ジェレミー・アーヴァイン、ジョナサン・リース・マイヤーズ、ジョニー・ボーシャン、カール・グルスマン、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジョーイ・キング、ロン・パールマン
公式サイト:www.stonewall.website

© 2015 STONEWALL USA PRODUCTIONS, LLC

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