『何者』佐藤健、就活生が悩む自己PRにタジタジ「僕も苦手なんです(笑)」、IKKOは「なにもの〜♡」で爆笑誘う

映画『何者』学生限定試写会イベントが26日、都内・109シネマズ二子玉川にて行われ、主演の佐藤健、原作者の朝井リョウが登壇。大学生のお悩み解決コーナーにIKKOがサプライズゲストとして駆け付けた。

何者

愛の渦』の三浦大輔が監督・脚本を務める本作は、就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生をリアルに描き出す青春ドラマ。人を分析するのが得意な青年・拓人役に佐藤健、天真爛漫だが着実に内定に近づいていく光太郎を菅田将暉、光太郎の元カノで拓人が思いを寄せ続ける瑞月を有村架純が演じる。さらに、人一倍「意識高い系」でありながら、結果が出ず不安を募らせていく理香役に二階堂ふみ、社会の決めたルールには乗らないと宣言しながらも、焦りを隠せない隆良役に岡田将生、佐藤扮する拓人のサークルOB・サワ先輩に山田孝之が共演する。また、本作の劇中音楽・主題歌をプロデューサー・DJの中田ヤスタカが担当し、米津玄師がゲストボーカルを務める。

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本作の撮影前から親交のある佐藤と朝井。主演を務める佐藤に対し、朝井は「二宮拓人はとにかく(読者に)共感させないといけないキャラクターだったので、かっこいい人だとダメだと思っていたんです。(佐藤に決まった時)もちろん嬉しかったんですが、すごいかっこいい人になっちゃったって(笑)」と明かし、「みなさん共感できるかなって思っていたんですが、実際撮影が始まると佐藤さんから普段出てる“妖気”をかなり削いで、みんなが自然と乗ろうと思える船になってくれてた。役者ってすごいなと単純に思いまいしたね」と絶賛。そんな佐藤は、大学生を演じることに「大学生とか就活生とかを意識せず、あくまで二宮拓人という人物はどういう人なんだろうというアプローチの仕方なので」と役作りについて語った。

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ここで、おなじみのセリフにアレンジを加えた「なにもの〜♡」と叫びながらIKKOが派手にサプライズ登場。佐藤は「IKKOさん、決して出演しているわけではありません。今回純粋に応援しに来てくださって、本当にありがとうございます」と感謝していた。本作をいち早く観賞したIKKOは「佐藤さんの目で語る演技がすごくグイグイきました」と明かし、「言葉に詰まった時、あの人何なんだろうと思った時に『なにもの〜♡』は使いやすくって」と笑顔で話し、会場から笑いをとった。

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イベントでは、就活を軸に描いている本作にちなみ、大学生のリアルな悩みを解決するQ&Aコーナーが設けられた。就活を控えているという観客から「自己PRが苦手」とのお悩みが。佐藤は「僕も苦手なんです(笑)劇中でそういうシーンがあるんですが、これリアルにやれって言われたらできないと思ってた」と吐露。就活を経験している朝井は「コミュニケーション能力とか重要視されますけど、それって一言で言うと文章力なんです。喋ってる途中に主語と述語がねじれてきてしまう。それがないだけで、不思議と理路整然と話しているように見えるんです。なので、文章力をつけるために私の本をたくさん読んでいただきたい」と宣伝まじりにアドバイスした。

続けて、「ルームシェアが嫌になってきてしまった...仮に3人で住むとしたらコツはありますか?」という質問も。佐藤が「できるだけ広い部屋に住みます!」と断言すると、IKKOが「なにもの〜♡」を炸裂。会場が爆笑の渦に包まれる中、佐藤と朝井が「でもお風呂場とかすごい華やかそう」「いい匂いしそう」と想像していると、IKKOは「クセになりますよ〜♡」と2人をざわつかせていた。

映画『何者』は10月15日より全国東宝系にて公開

【CREDIT】
監督・脚本:三浦大輔
出演:佐藤健 有村架純 菅田将暉 二階堂ふみ 岡田将生 / 山田孝之
公式サイト:http://nanimono-movie.com/
音楽:中田ヤスタカ 主題歌:「NANIMONO(feat.米津玄師)」中田ヤスタカ

企画・プロデュース:川村元気

©2016映画「何者」製作委員会

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